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同時多発ハラスメントの処方箋

好かれないって素晴らしい

2014年10月10日(金)

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男性上司がストーカーになり、困っています。(30代女性)

 遙から

 職場で上司からストーカーをされている知人女性の悩み相談を、そこの社長がまったく理解できず、今度はその社長のこともストーカー問題にプラスされて総務の女性に相談に行った女性を知っている。総務の女性が言った言葉がストレートに言い当てていた。

 「そりゃ、ストーカー問題なんて男性には理解できませんよ」

 その理由は「男性は男性部下にストーカーをしない。されたことのない人間にはそのしんどさが理解できなくて当然です」。

 職場で、男女で、ストーカーで、となると、そこにセクハラとパワハラも混ざりあい、とんでもなく複雑にからみあった症状になる。その知人女性の嘆きとは…。

親しくなる→見下す→距離を置かれる→嫌がらせ

 上司の男性から親しくされ、何でも相談できるいい関係の時は仕事も順調に運んだが、関係性にやがて変化が出てくる。男性にとっての部下(男性)が混ざる席では女性を小馬鹿にしたり見下したりしだした。女性が会議でどんな意見を言おうが徹底的に否定し却下した。だが男性部下がいないとまた優しい上司に戻るのだ。上司にとって、女性と仲よくなる、ということが、遠慮なく見下せて、他の男性部下に向かって権威を示せる機会、となった。仲よくなる=見下していい、という免罪符を上司にその女性は与えたということになる。

 そこで、女性はその上司と距離を取るようにした。急に距離を置かれた上司の女性への好意は憎悪へと変化していった。やがて、女性の通した企画を管理職会議で落とす工作をするようになる。自分に冷たくした仕返しということらしい。本来、好意から始まった関係性だけに、上司は嫌がらせを続けながらも女性に執着する。他の部下たちの前でのびのび見下せ叩ける部下は別個確保しておきたいという深層心理は、上司自身が自分のことなのに気づいていない。

「遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」」のバックナンバー

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「同時多発ハラスメントの処方箋」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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三品 和広 神戸大学教授