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ノーベル賞受賞が示した技術国日本が持つべき哲学

井深大、本田宗一郎は知っていた?

2014年10月14日(火)

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 2014年のノーベル物理学賞が赤崎勇、天野浩、中村修二の3氏に授与された。これは中国や韓国の技術発展によって揺らぎつつあった我が国の技術国としての自信を復活させるだけでなく、とりわけ技術開発や基礎研究にたずさわる人々には大きな勇気を与えた。

 特にすばらしいのは、青色LEDの実用化開発で特に知られる中村氏のみならず、その基礎となった研究を行った赤崎、天野両氏にも脚光が当たったことだ。

功績は基礎研究にも等しくある

 ノーベル賞はその理念として、「人類のために最大たる貢献をした人々に」授与される。3氏によって開発・実用化された青色発光ダイオード(青色LED)は、エネルギーコストが既存の光源よりはるかに小さな照明の実現を可能にした、偉大な工業製品である。

 だがノーベル賞は青色LEDを生み出した功績が、実用開発だけでなく基礎研究の分野にも等しくあることを示したといえよう。

 我が国のモノ作り産業に、さまざまな警鐘が打ち鳴らされて久しい。中でもモノ作り企業の中での、開発のための基礎研究に対する認識の低さはしばしば話題にされてきた。

 もちろん、モノ作りを行う以上、基礎研究を“軽んじている”わけではなかろう。

 しかし、研究開発にたずさわる少なからずの人が、自分たちが感じている研究の重要性に対して、経営側の理解や認識が十分でない、という印象を抱いているのではないだろうか。そのひとつの現れが、他ならぬ受賞者の一人、中村修二氏が起こしたいわゆる「青色LED訴訟」だったと言える。

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「ノーベル賞受賞が示した技術国日本が持つべき哲学」の著者

山村 紳一郎

山村 紳一郎(やまむら・しんいちろう)

サイエンスライター

科学と技術の全分野で取材・執筆活動を展開中。科学雑誌や書籍を中心にして、ルポルタージュや解説記事、科学実験の開発・実演記事を執筆。教育番組の製作協力、各種ドラマ番組の科学監修なども。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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