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「小渕カード」喪失、安倍首相と自民党の痛恨

プリンセス、まさかの退場に広がる波紋

2014年10月21日(火)

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 小渕優子前経済産業相と松島みどり前法相の辞任で大きな打撃を受けた安倍晋三政権。特に目玉閣僚の筆頭だった小渕氏の早すぎる退場は政権基盤を大きく揺るがし、自民党の将来にも痛手となった。政府・自民内の動揺は続きそうだ。

小渕氏の早すぎる退場によって自民党の人材難が露呈する事態に(写真:AP/アフロ)

 「女性閣僚は今の内閣の象徴的存在。狙われるとは思っていたが、まさか小渕さんとは…」

 小渕優子前経済産業相と松島みどり前法相が20日に同時に辞任に追い込まれた後、安倍晋三首相に近い自民党議員はこうつぶやいた。

「まさか小渕さんとは…」

 女性登用を看板の1つに掲げる安倍晋三政権。その象徴的存在だった小渕氏は関連政治団体の不明朗な収支を巡る問題の責任を取って辞任。松島氏も地元選挙区で討議資料として「うちわ」を配布した問題で職を辞した。閣僚の辞任は2012年12月に第2次安倍政権が発足してから初めてのことだ。

 問題が深刻化するとみた安倍首相と周辺は2人の同時決着にこだわっていた。2006~07年の第1次安倍内閣では、「政治とカネ」の問題などで閣僚の進退問題が相次いだ。安倍首相は問題発覚後に閣僚をかばったが、結局は「辞任ドミノ」に陥り、内閣支持率は急落した。その後の参院選敗北につながり、わずか366日の短命政権に終わった苦い経験があるためだ。

 「任命責任は私にある。こうした事態になったことを国民の皆様に深くおわび申し上げたい」

 記者団に神妙な表情で語った安倍首相は20日のうちに小渕氏の後任に宮沢洋一氏、松島氏の後任に上川陽子氏をそれぞれ起用。立て直しに全力を挙げる構えだ。

 だが、第2次政権発足以来の最大の危機ともいえる激震の余波はそう簡単にはおさまりそうにない。

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「「小渕カード」喪失、安倍首相と自民党の痛恨」の著者

安藤 毅

安藤 毅(あんどう・たけし)

日経ビジネス編集委員

日本経済新聞社で経済部、政治部などを経て2010年4月から日経ビジネス記者。2012年4月から現職。政治、経済政策を中心に執筆している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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