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「“ご褒美買い”促し、新規顧客を開拓する」

ティファニーのフレデリック・キュメナル社長が語る

2014年10月27日(月)

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 10月20日、米高級宝飾ブランドのティファニーは伊勢丹新宿本店の向かいに路面店をオープンさせた。

 東京・新宿地区を重点エリアとし、4店舗体制で市場を開拓する狙いだ。ティファニーにとって、日本市場は創業の地であるアメリカに次いで、売り上げ規模の多い市場だ。そこで日本市場の戦略などを聞いた。

(聞き手は日野なおみ)

ティファニー・アンド・カンパニーのフレデリック・キュナメル社長。プロクター・アンド・ギャンブルやフェルッチ・グループなどで経験を積み、1995年にLVMHグループに転じる。モエ・シャンドンのプレジデント兼CEO(最高経営責任者)を務めるなど、同グループにおいて最高幹部の役職を歴任し、2011年3月にティファニーに入社。取締役副社長としてアジア太平洋、日本、欧州、新興市場を統括。2012年からは南北アメリカも担当地域に加わる。現在は社長として世界中の小売り、デザイン、マーケティング、マーチャンダイジングを統括する

ティファニーにとって日本市場はどのような位置づけなのでしょうか。

キュメナル:日本の消費者とは、非常に長い“ラブアフェア”を続けてきました。ティファニーが日本市場で展開し始めてから、実に42年間の関係を持っています。特にここ数年は非常に好調で、ブランドポジションを強化することもできました。今年は、消費増税に伴う駆け込み需要もあり、好調でした。現在は駆け込み需要の反動でやや売り上げが落ち着いていますが、それでも日本市場は非常に素晴らしく、成長を続けています。

最近では多くの高級ブランドが、日本よりも、経済成長の著しい日本以外のアジアに力を注いでいます。

キュメナル:グローバルに展開する高級ブランドにとっては、例外なく全世界がマーケットです。それはティファニーにとっても同じでしょう。  確かにアジアの各国は今、とても経済が成長しています。多くの高級ブランドが成長できる素晴らしい機会を得ていると言えるでしょう。

 ただアジアの人々や中国人は、世界の各地に旅行をするようになって、訪れた先で買い物をしています。日本にも多くの中国人観光客が訪れ消費をしているでしょう。そういう意味では、彼らは日本でもブランドを買うのです。ですから、他の国々の成長が著しいからといって、我々が日本市場に対する投資の優先順位を下げることはありません。

米コンサルティング大手のベイン・アンド・カンパニーが先日発表した「世界高級品市場調査」によると、2014年の中国大陸の市場規模は前年比2%減になる見通しになるようです。2000年の調査開始以来、初のマイナスを記録するわけです。倹約令の影響が大きいようですが、ティファニーはいかがでしょうか。

キュメナル:ティファニーには倹約令の影響はありません。中国市場は問題なく、2ケタの成長を続けています。今後もさらに中国は成長を続け、高級ブランドの市場も成長するでしょう。もちろん、いろいろな要素がありますから、成長の過程でギクシャクすることはあるでしょう。けれど中長期的に見れば、必ず伸びる市場だと思っています。

 今回、短期的に見るといくつかの高級ブランドの売り上げが落ちたのは、確かに倹約令の影響です。非常に簡単に説明すると、腐敗防止や汚職防止のために、公務員や政府高官に対する贈答品が禁じられ、“官需”とされてきた高級ブランド品の売れ行きは滞っています。ただティファニーはそもそも、そうした贈答品に使われることがなかったので、影響を受けなかったのでしょう。

 ただ、倹約令の影響を受けている高級ブランドについても、私はほとんど心配していません。現在はいったん売り上げが落ちているブランドでも、この先も成長していくと思っています。必ず今後も伸びるでしょう。

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「「“ご褒美買い”促し、新規顧客を開拓する」」の著者

日野 なおみ

日野 なおみ(ひの・なおみ)

日経ビジネス記者

月刊誌「日経トレンディ」を経て、2011年から「日経ビジネス」記者。航空・鉄道業界や小売業界などを担当する一方、書籍編集なども手がける。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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