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マクロミル、オランダ同業を170億円で買収

買収先創業者を新社長に迎え入れへ

2014年11月4日(火)

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 マーケティング調査で国内2位のマクロミルが、オランダの同業大手、メトリックスラボ社を買収したことが分かった。買収額は約170億円。メトリックスが持つ欧米での調査網を活用し、国内企業の海外での調査業務や、海外企業の日本での調査需要を取り込む。メトリックスの創業者がマクロミルの新社長に就任し、杉本哲哉会長兼社長は会長職に専念することも決めたもようだ。

 マクロミルは2000年にリクルート出身の杉本氏が設立。国内に約200万人のモニターを抱え、インターネットを使った低価格の調査業務に定評がある。コンサル会社や通信、食品など幅広い業界の企業を取引先に持つ。2004年に東証マザーズに新規上場。2005年に東証一部に指定替えとなった。2014年初めに米投資会社ベインキャピタル系ファンドの傘下に入り、同4月に東証一部を上場廃止となった。

 年間の連結売上高は現在約230億円、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)が約50億円。

海外市場の開拓を検討

 マクロミルは、人口減少などで国内市場の成長が限られることから、以前から海外市場の積極的な開拓を検討していた。消費者調査の市場は国内が1800億円程度なのに対し、米国は約1兆5000億円、欧州は約1兆円と規模が大きい。マクロミルは現在、中国と韓国に拠点を持つが、欧米市場には足場がなく、同市場の開拓の必要性を感じていた。

 一方、メトリックスは1999年に設立。当初はオランダ国内を中心に事業展開していたが、2000年代半ばから欧州各地に進出。2012年には米国の調査会社を買収し米国にも営業網を広げた。現在は欧州と米国で合計約350万人のモニターを抱える。イギリス・オランダ系のユニリーバやフランスのダノン、米国のジョンソン・エンド・ジョンソンなどの有力企業を主要顧客に持つ。

 年間の連結売上高は現在約70億円、EBITDAは約20億円。欧州と米国の売上高比率はほぼ半々となっている。

 メトリックスは、1人当たりGDP(国内総生産)の大きさなどから、日本市場での調査業務への進出に意欲を示していた。マクロミルと競合する地域がなく、相互補完関係が築けるとして、両社の思惑が合致した形だ。

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「マクロミル、オランダ同業を170億円で買収」の著者

須永 太一朗

須永 太一朗(すなが・たいちろう)

日本経済新聞証券部

2003年一橋大学社会学部卒業、日本経済新聞社に入社。西部支社(福岡)で警察、企業、県政を順に担当。その後は主に証券部で日本株相場を取材。14年3月、日経ビジネス記者に。17年4月、日本経済新聞証券部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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