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農業女子を増やせ

お歳暮、軽トラック…広がる企業との共同開発

2014年11月5日(水)

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農林水産省が企業の協力を得て、女性の視点を生かした新たな商品やサービスを開発し、農業に従事する女性を増やそうとする「農業女子プロジェクト」の活動が本格化している。2013年11月の活動開始から1年。参加する農業女子は200人を超え、協力企業も20社近くに増えた。お歳暮や軽トラックなど、企業と農業女子との連携で生み出された商品の裾野も広がる。プロジェクトを通じて農業の魅力を発信し、新規就農者を呼び込めば、担い手の高齢化や耕作放棄地の増加など農業が抱える課題解決の一助にもなり得る。

「三越伊勢丹ホールディングスのお歳暮ネット注文開始の決起集会。商品に使われる農産物を生産した貫井香織さん(手前左から3人目)ら農業女子も駆け付けた(東京・日本橋の日本橋三越本店)

 10月15日、東京・日本橋の日本橋三越本店。お歳暮のインターネット注文受付の開始に当たって開いた決起集会に、3人の農業女子の姿があった。

 三越伊勢丹ホールディングスが用意した今年のお歳暮商品の中で、特に目を引くのが「ガールズ農場米詰め合わせ」、「紅白のプリジュレ」、「ペニンシュラホテルの点心セット」。詰め合わせの米、プリジュレ材料のトマト、点心セットに使われるシイタケはいずれも農業女子が生産したもの。三越伊勢丹が農業女子とともに開発した商品だ。三越伊勢丹は11月1~3日にも伊勢丹新宿本店で「イセタンスタイリングマルシェ」を開催。農業女子によるトークショーや、農業女子が生産した農産物の直売などを行った。

サンドイッチや農機具でもコラボ

 農業女子プロジェクトは2013年11月に発足。当初37人だったメンバーは、今年11月4日時点で208人に増えた。参加企業も1年のうちに9社から13社に増え、活動が2期目に入ったことで新たに6社が加わり、合計19社となった。企業では三越伊勢丹のほか、アウトドア用品製造のモンベルが女性向けの農業用作業着を開発。ダイハツ工業が農業女子の意見を取り入れて、ピンクやオレンジなどの鮮やかな車体で、フロントガラスに紫外線対策を施した軽トラックを開発した。

 このほか農業女子の意見をもとに圃場のトイレ開発、 サンドイッチやホテルの宿泊プラン、農業女子の生産技術向上につながる農機具の研修など、様々な双方向の取り組みが広がっている。

 埼玉県でシイタケとお茶を生産する貫井園取締役の貫井香織さんは農業女子の1人。PR会社などを経て、2008年から実家の農家で働く。一歩引いた形で顧客企業の成長を手助けする立場だった会社員時代と異なり、「自分の手で農産物を作り成長させることができる」とやりがいを話す。

 貫井さんは、農業女子プロジェクトに発足当初から参加する。「食は、人の生活とは切り離せないもの。プロジェクトを通じて食を豊かにするきっかけを提供し、様々な方に農業への興味を持ってもらいたい」と話している。

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「農業女子を増やせ」の著者

須永 太一朗

須永 太一朗(すなが・たいちろう)

日本経済新聞証券部

2003年一橋大学社会学部卒業、日本経済新聞社に入社。西部支社(福岡)で警察、企業、県政を順に担当。その後は主に証券部で日本株相場を取材。14年3月、日経ビジネス記者に。17年4月、日本経済新聞証券部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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