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万国「自撮り」博覧会

世界の言葉では「自撮り」をどう表現する?

2014年11月19日(水)

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 ハロウィン前の週末深夜に、東京・六本木の界隈を歩いていた時のことです。

 ここ数年の日本では、ハロウィンの時期の夜の街で、コスプレを披露して楽しむ大人の姿が増えました。その日の六本木通りも、マリオとルイージ、スーパーマン、ジャック・スパロウ(映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」より)、血まみれのナースなどの仮装をした人々で溢れかえっていたのです。土地柄なのか外国人もたくさん仮装に参加していました。いやそもそも日本に、ハロウィンの仮装習慣を持ち込んだのは、確か西洋系の外国人だったような記憶もありますが……。

 そんな群衆の中で、筆者は以前から気になっていた「棒」の利用風景を、初めて目撃したのです。その棒とは「自撮り棒」のこと。先端部分にスマートフォンを装着できる伸縮自在の棒です。撮影の際には、スマホ側でセルフタイマーなどの機能を利用することになります。筆者が目撃したのは、ある外国人グループの1人が使っていた自撮り棒。彼はこの棒を駆使して、自分自身も集合写真に収まっていました。

 さて筆者は、かねてから「この棒の呼称が幾つも存在すること」が気になっていました。筆者が知る範囲でバリエーションを列挙すると、自撮り棒(執筆時点のグーグル検索で約45万件のページがヒット)、セルカ棒(同・約40万件)、自分撮りスティック(同・約30万件)、セルフィースティック(同・約20万件)といった呼称が併存するのです。

 このバリエーションを観察すると、自撮りの概念を表す様々な言葉が存在することが分かります。すなわち英語のセルフィー(selfie)、日本語の自撮りや自分撮り、そして韓国語のセルカ(詳細は後述します)などの表現が存在しているのです。どうやら世界の各言語には、それぞれ独特の「自撮りワード」が存在するようです。

 そこで今回の「社会を映し出すコトバたち」は「万国『自撮り』博覧会」と題して、自撮りが世界の様々な言語でどう呼ばれているのかを紹介します。そして多種多様に見える各国語の自撮りが、実は「たった3つの仲間」に分類できることも示しましょう。

まずは「セルフィー」の復習から

 まずは自撮りが国際的ブームとなる契機となったキーワード、セルフィーについて簡単に復習しましょう。

 本コラムのバックナンバーでは、セルフィーの話題を2回取り上げています(「日本語に『自分撮り』あれば、英語に『セルフィー』あり」と「写真と動画が流行をつくる時代[前編]」)。その各々で、セルフィーが流行するまでの簡単な経緯について触れました。ここでは、その経緯をさらに要約して記します。

 まずセルフィーという言葉自体は、2002年にオーストラリアのある電子掲示板への書き込みで誕生しました。この表現の使用頻度が急増したのは2013年以後のこと。背景にはスマートフォンやSNS(交流サイト)の普及があったものと思われます。オックスフォード辞書を発行するオックスフォード大学出版局は2013年の「今年の言葉」としてセルフィーを選出。この出来事も大きな話題となりました。これがセルフィーブームの簡単な経緯です。

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「万国「自撮り」博覧会」の著者

もり ひろし

もり ひろし(もり・ひろし)

新語ウォッチャー(フリーライター)

CSK総合研究所を経て、1998年から新語専門のフリーライターに。辞書・雑誌・新聞・ウェブサイトなどに原稿を提供中。2009年より『現代用語の基礎知識』(自由国民社)で「流行現象」のコーナーを担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師