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「結婚願望=下手したらビンボー」

貧困と子育てと介護と自由と本音

2014年12月12日(金)

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ずっと派遣です。このままでは将来が不安です。(40代女性)

 遙から

 女性の貧困問題が最近取り上げられはじめ、目につく。まず私自身は貧困ではない前提で語りたい。なぜなら貧困がもたらすとんでもない現実を知っている。それを変えようとしない、変えられない女性たちを少なからず知っているからだ。

貧困と隣り合わせの社会構造と計算式

 そもそも貧困と隣り合わせの社会構造がある。家事育児を担うつもりで最初から一般職を選んだ女性は、現役労働賃金に男性と差が出る。結果、年金も差が出る。結婚で男性収入を得られる女性は豊かさに一歩近づけるが、離婚、母子家庭、のち、派遣、などは、つまり男性を掴む人生設計をしていたにもかかわらず、掴みそこねたら貧困に転がり落ちかねない。薄氷の上の労働だ。

 結婚願望=下手したらビンボー、と知っておこう。総合職しかり。シングルばく進か、爆エネルギーに加え、妙技、幸運、才能がない限り家事と仕事の両立は難しい。家事を舐めてはいけない。育児たるや、私が「子供産む」と言ったら「やめろーっ」と母親が叫んだ。経験者は知っている。それがいかに幸福と呼ばれる過酷さを伴なうものかを。シングル派遣は老後も貧困。あったりまえすぎる計算式だ。

 何かを選ぶしかない。それは同時に何かを捨てたことになる。でも捨てたものが気になって仕方がない。だから自分が選ばなかった、選べなかった人生選択をした女性の幸福度が気になる。自分の選択はこれで正しかったのだろうかと。

 私は高校生の母親たちから、つまりPTAから講演に招かれた。

 ハタと高校を見上げながら立ち止まった。

「なぜ母親たちは私を呼んだのだろう」

「遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」」のバックナンバー

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「「結婚願望=下手したらビンボー」」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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