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日本の「健康オタク」を掴む、フィリップスの家電

家電部門幹部、コンラッド・スミッツ氏インタビュー

2014年12月12日(金)

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ノンフライヤー、ヌードルメーカー…。2013年に日本に再参入した蘭フィリップスの家電が、次々とヒットを飛ばしている。開発のコンセプトは「健康」。高齢化が進む長寿大国、日本の消費者の心をがっちりと掴んでいる。オーディオやテレビなどのAV事業は売却しても、家電は続ける同社。その真意や日本市場の位置付けを、蘭本社の家電部門でチーフマーケットリーダーを務めるコンラッド・スミッツ氏に聞いた。

6月に発売し大ヒット中のヌードルメーカー。

油を使わない揚げ物調理器「ノンフライヤー」が日本で爆発的ヒットとなった。この要因をどう分析しているか。

コンラッド・スミッツ氏:日本では現在までに累計40万台以上が売れている。フィリップスは以前から「Health and well-being」、つまり健康や精神的な充足に焦点を当ててきた。製品のラインアップも一貫してこのコンセプトの元で開発している。

 揚げ物はどこの世界でも好んで食べられている。しかしその一方で、健康志向が全世界で叫ばれている。日本は食にこだわりが強い消費者が多いですが、フィリップスが持つ技術を生かして、日本人が味を妥協しなくても、揚げたような味わいを感じられる調理法を提供できた。これがノンフライヤーが世界で、そして日本で受け入れられた要因だ。

日本では揚げ物調理ができるオーブンレンジなども発売されている。それらの家電との違いは。

スミッツ氏:我々が調査をしたところ、多機能オーブンに搭載されているほとんどの機能は実際には使われていなかった。そこであえて、機能をそぎ落とす家電にした。こちらのほうがコンセプトは分かりやすい。

 商品名もグローバルでは「エアフライヤー」で機能訴求していたが、日本では「ノンフライヤー」に変え、最終的な消費者への利益が分かりやすいようにした。

6月に発売したヌードルメーカーもヒットしている。これも「健康志向」に標準をあてた製品なのか。

スミッツ氏:そうだ。北米ではパスタ向けに使用されているが、日本には「うどん」文化がある。しかし、日本人は糖尿病を持病に抱える消費者が多い。そこで製粉メーカーと協業して、ヌードルメーカー専用の「低糖質ミックス」を作った。このように、「健康」に主眼を置きそれぞれの市場ニーズに合わせた製品作りに努めている。顧客の声に徹底的に耳を傾けられるのがフィリップスの差別化要因でもあり強みでもある。ヌードルメーカーは6月の発売から9月末までで計画比120%の6万台を出荷している。

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「日本の「健康オタク」を掴む、フィリップスの家電」の著者

齊藤 美保

齊藤 美保(さいとう・みほ)

日経ビジネス記者

2011年中央大学法学部卒業。同年、日本経済新聞社に入社。産業部にて電機、IT、自動車業界を担当した後に、2014年3月から日経ビジネス編集部に出向。精密業界を中心に製造業全般を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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