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外食を急襲した“ポテト”不足

米西海岸の港湾で労使交渉長期化の誤算

2014年12月22日(月)

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外食各社が、定番商品であるフライドポテトの原料の調達難に見舞われている。米西海岸の港湾における労使交渉が長引き、輸入に支障が生じているためだ。割高な空輸に急遽切り替えるなど、12月の書き入れ時を迎えて対応に追われている。

米西海岸の港湾の労使交渉のため、ジャガイモの加工原料の輸送が遅れている(写真=ポテトの写真:ロイター、港湾の写真:ロイター/アフロ)

 日本マクドナルドでは、12月17日から、主力商品である「マックフライポテト」のM、Lサイズの販売を当面休止し、Sサイズのみ販売することにした。また、ランチタイムで販売しているハンバーガー類と、ポテトのMサイズ、ドリンクのMサイズをセットにした「昼マック」(税込み350~550円)などでも、ポテトをSサイズとし、50円引きで提供し始めた。

 こうした理由について、日本マクドナルドは、「米国産フライドポテトの加工原料の安定的な調達が難しくなっている」と説明する。

 実は、ポテトの調達で頭を悩ませているのは、同社に限ったことではない。ほかの外食大手からも同様の声が聞こえてくる。

 ファミリーレストラン最大手、すかいらーくの谷真社長も「フライドポテトの加工原料の調達が想定外の事態になっている」と話す。

 同社では、主要業態である「ガスト」や「夢庵」などでフライドポテトを提供している。これまで客単価や来店頻度を高めるために、フライドポテト単品の格安クーポンを携帯会員向けに発行してきたが、調達難を踏まえ、11月下旬から発行を中止している。

 なぜ今、ポテトの調達が難航しているのか。背景にあるのは、物流の問題だ。

 ポテトの多くは、西部のオレゴン州やアイダホ州で収穫後に加工や冷凍処理を施されて、カリフォルニア州ロサンゼルスの港湾などから、コンテナ船で日本に輸入されている。

 今年は6年に1回行われる米・西海岸の港湾労働者の労使交渉が7月から本格的に始まったが、交渉が難航。10月末には労働者が労働効率を落とす「スローダウン」が発生。現在もアジアに向けたコンテナ船の輸送が滞っている。12月19日現在も交渉は終結しておらず、ポテトの輸入に遅れが見られている。

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「外食を急襲した“ポテト”不足」の著者

河野 紀子

河野 紀子(こうの・のりこ)

日経ビジネス記者

日経メディカル、日経ドラッグインフォメーション編集を経て、2014年5月から日経ビジネス記者。流通業界(ドラッグストア、食品、外食など)を中心に取材を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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