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「未来は小保方的かジャガー横田的か」

女性活用の鍵は男子会改革にあり

2014年12月26日(金)

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女性活用が注目される昨今ですが、今年の印象は?(30代男性)

 遙から

 とうとう研究者が言い出した。ノーベル賞受賞者だ。「女性研究者が日本は少ない」と。ニュースによると先進国で最下位だという。その理由はもう書くのも飽きたが「研究と家庭の両立が困難」というわけだ。今年を振り返るとこの種の“女性”に関する話題が私は印象に残っている。

 政治家の比率も先進国最下位レベル、管理職も最下位レベル、ノーベル賞受賞でまた研究者の最下位レベル。もうこれだけ“最下位レベル”が並ぶと笑うしかない。これは鶏が先か卵が先かの原理と似ていて、女性が両立できない→活用したくても脱落が見えて怖くてできない→男性偏重になりがち→ますます女性に家庭役割がのしかかる→両立できない、というスパイラルに入った結果の“最下位レベル”だと解釈していいだろう。

心地よく、そして脅かさず

 じゃあ、と、よく社会で見かける、独身のまま研究に勤しむ成功例になるはずだった“小保方”的働き方は、男性社会にありがちな生存戦略としてのあくまで男性にとっての“好感度”という武器が必須だ。それがうまく機能している場合は男性たちからチヤホヤと持ち上げられ、その女性にうっかり乗ってしまった男性たちが途中で“ヤバイ”と感じたら失速する。大人の科学者なのにもかかわらず研究結果公表記者会見には出してももらえない。自分の言葉で発言も許されない、という現実が印象的だった。

 好感度のリスクだ。

 好感度は誰に向かってあるのか。その場にいる権力者に向けてある。自分は権力者に対して心地よさを提供し、なおかつ、より強い権力ももたらせる能力を持ち合わせ、同時に、あなたを決して脅かしたり権力奪取するつもりは毛頭ございません、という誓いとしての“好感度”を、話し方、髪型、割ぽう着、に私は見てとった。

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「「未来は小保方的かジャガー横田的か」」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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