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コマツ、建設現場を「3D化」する理由

無人ヘリ導入に込めた狙い

2015年1月28日(水)

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コマツが導入するドローン(無人ヘリコプター)

 「コマツは建機メーカーの枠を超えて、施工業者を目指しているのではないか。ドローン(無人ヘリコプター)まで使うのには驚いた」。ある建設業界関係者は舌を巻く。

 コマツは2月1日、ICT(情報通信技術)を駆使して建設現場の生産性を高める「スマートコンストラクション」サービスを開始する。

 ドローンを使って上空から建設現場を測量。設計図面や施工状況、ブルドーザーや油圧ショベルの稼働履歴など、あらゆるデータをクラウド基盤に蓄積する。データを建機に読み込ませて整地作業などを自動化することで「工程全体の効率を2~3割高められる」と、大橋徹二社長は1月20日の記者会見で強調した。サービス利用により削減できた工事コストの約半分を、建機のレンタル料と合わせてコマツが徴収するとしている。

 スマートコンストラクションを、単なる「サービスビジネスの強化」と捉えるのは早計だ。キーワードは「3次元(3D)」化。背景には、建機の「自動運転」を見据えたコマツの深謀があると冒頭の関係者はみる。

15分で建設現場の測量完了

 コマツは2008年に無人ダンプトラックを実用化し、2013年には自動制御に対応した「ICT建機」を導入するなど、自動化機能の開発を進めてきた。だがこれまでは、性能を十分に発揮できないでいた。特に国内では、土木工事の設計図面が「2次元」の書類でやり取りされているからだ。

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「コマツ、建設現場を「3D化」する理由」の著者

小笠原 啓

小笠原 啓(おがさわら・さとし)

日経ビジネス記者

早稲田大学政治経済学部卒業後、1998年に日経BP社入社。「日経ネットナビ」「日経ビジネス」「日経コンピュータ」の各編集部を経て、2014年9月から現職。製造業を軸に取材活動中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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