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バスもエレベーターも昭和女子の憧れ

昭和初期のガールたち(中編)

2015年2月10日(火)

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 近年「○○女子」という言葉をよく見かけます。それと同様、昭和初期にも「○○ガール」が流行しました。今回の「社会を映し出すコトバたち」は、昭和初期の○○ガールについて、その流行の様子を振り返っています。

 モダンガールとマネキンガールを紹介した前回に引き続き、中編の今回も職業系の○○ガールを紹介しましょう。

いまも現役、エレベーターガール

 昭和初期に流行した職業系の○○ガールの中には、現在も現役の言葉として残っているものがあります。その言葉とは「エレベーターガール」のこと。百貨店などでエレベーターの中に常駐し、搭乗したお客さんから行き先の階数を聞き出し、お客さんをその階まで送り届ける女性のことです。また彼女たちは、各階の案内をする仕事も担っています。

 日本でエレベーターガールが初めて登場したのは1929(昭和4年)4月1日のこと。モダンガールが本格的に流行した1926年(大正15年/昭和元年)から3年後の出来事でした。百貨店の松坂屋・上野店が初めて10人のエレベーターガールを配置。その後、同様の取り組みが他の百貨店にも広まりました。

 松坂屋のウェブサイトに、当時の様子を伝える新聞記事(媒体、掲載日などは不明)の見出しが掲載されています。以下にその見出しを引用しましょう。「昇降機ガールが日本にも出来た 上野松坂屋の新館で初試み 婦人職業の新進出」。

 この見出しにはいろんな発見があります。

 まず記事が彼女たちのことを「昇降機ガール」と呼んだこと。つまり当時の記者は、○○ガールという「流行りの命名手法」を応用して見出しを作ったわけです。

 また「日本にも出来た」という部分から、女性のエレベーター係が外来の習慣であったことが推測できます。もっとも近年では、日本にやってきた外国人がエレベーターガールに出会った際、その存在や「おもてなし」ぶりに驚くこともあるといいます。世界的にはこのような職業が珍しくなっている(あるいは元々一般化していなかった)のでしょう。

 そして記事見出しの「婦人職業の新進出」としている部分は、エレベーターガールが当時注目されていた「職業婦人」(前編を参照)の1つであったことを示しています。

コメント1件コメント/レビュー

女性車掌さんが乗っていた路線バスの件、筆者と同じく四十代の私は懐かしく昔を思い出しました。。。。が、どうでもいい話でもあります。(2015/02/11)

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「バスもエレベーターも昭和女子の憧れ」の著者

もり ひろし

もり ひろし(もり・ひろし)

新語ウォッチャー(フリーライター)

CSK総合研究所を経て、1998年から新語専門のフリーライターに。辞書・雑誌・新聞・ウェブサイトなどに原稿を提供中。2009年より『現代用語の基礎知識』(自由国民社)で「流行現象」のコーナーを担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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女性車掌さんが乗っていた路線バスの件、筆者と同じく四十代の私は懐かしく昔を思い出しました。。。。が、どうでもいい話でもあります。(2015/02/11)

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三品 和広 神戸大学教授