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アクサ、日本の大学へ資金拠出倍増のワケ

2015年2月12日(木)

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 フランスの保険大手アクサグループで、学術研究の振興を目指す基金のAXAリサーチファンドは、日本の大学への資金拠出額を今後2年で2倍にする見通しだ。異例の資金拠出倍増の狙いは何か。

 「日本では優れた研究が多いのに、AXAリサーチファンドの存在がほとんど知られていない。ファンドの認知度を高めて活用が増えれば、研究推進に役立つ」。このほど来日した同ファンドのゴドフロワ・ボヴァレ代表はこう語った。

 AXAリサーチファンドは2008年の立ち上げ。学術研究機関を支援するのが目的で、これまでに世界全体で2 億ユーロ(約260億円)を拠出してきた。主な支援分野として「環境リスク(気候変動、自然災害、人為的な環境変化)」「ライフリスク(高齢化と介護、生物医学リスク、依存症と危険な行為)」「社会経済リスク(地政学的リスク、マクロ経済リスク、大企業リスクなど)」の3つを掲げている。

日本では200万ユーロ提供

 日本では2011年から資金を提供している。「健康と人間の安全保障」を研究する東京大学の井上真奈美氏や、「行動適応制御中のリスク評価における前頭前野の役割の解読」を研究する同大学の松嶋藻乃氏など、これまでに国内で5人の研究者に資金提供した。海外の日本人研究者向けを含めた提供額は合計で200万ユーロ(約2億6000万円)に上る。

 井上氏は、糖尿病歴がある人のがんの発症率が、そうでない人と比べ2割も高いことなどを突き止めた。日本は特に医療・介護などの研究が進んでおり、資金面で支援し研究促進につなげる狙いだ。

 ファンドが最も資金を拠出しているのはフランスの研究機関で、全体の4分の1を占める。英国・アイルランドがこれに続く。日本への拠出額は香港の半分にとどまっている。「日本は優れた技術を多く持つが、研究資金を外に取りに行くという発想がなかった」(ボヴァレ氏)

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「アクサ、日本の大学へ資金拠出倍増のワケ」の著者

須永 太一朗

須永 太一朗(すなが・たいちろう)

日本経済新聞証券部

2003年一橋大学社会学部卒業、日本経済新聞社に入社。西部支社(福岡)で警察、企業、県政を順に担当。その後は主に証券部で日本株相場を取材。14年3月、日経ビジネス記者に。17年4月、日本経済新聞証券部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師