• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

戦前に“JKお散歩”があったって本当?

昭和初期のガールたち(後編)

2015年2月17日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 近年「○○女子」という言葉をよく見かけます。それと同様、昭和初期にも「○○ガール」が流行しました。「社会を映し出すコトバたち」では、昭和初期の○○ガールについて、前編・中編・後編の全3編で振り返っています。今回はいよいよ最後の後編となりました。

 ここまでのおさらいです。まず前編では、○○ガールが流行するきっかけとなった言葉である「モダンガール」を紹介しました。そして前編と中編の2回にわたり「職業を意味する○○ガール」の数々を紹介しました。主なところではマネキンガール、エレベーターガール、バスガールといった職業名を振り返ったところです。

 そして後編の今回は、職業ガールのなかでも比較的特殊な仕事である「芸能系」と「性風俗系」の○○ガールを紹介します。また「職業系以外」にも○○ガールという表現が存在したので、それも紹介することにしましょう。

タカラジェンヌはどう呼ばれていた?

 昨年(2014年)は宝塚歌劇団が創設100周年を迎えたことが話題になりました。1914年(大正3年)に宝塚少女歌劇養成会として公演を行ったのが、宝塚歌劇団の始まりでした(※)。養成会を設立したのは箕面有馬(みのおありま)電気軌道(現在の阪急電鉄)の創設者でもある小林一三(いちぞう)。エンターテインメントで宝塚への集客をはかり、鉄道の収益向上にも役立てようとするビジネスモデルでした(※注:1919年[大正8年]、宝塚少女歌劇団に改組。1938年[昭和13年]に宝塚歌劇団に改称した)

 昭和時代に入ると、宝塚歌劇団の人気は全国的なものになりました。1927年(昭和2年)にはレビュー(※)と呼ばれるショー形式を日本で初めて導入(初めての公演は「モン・パリ~吾がパリよ!~」)。これが大ヒットしました(※注:レビューとはパリ発祥の娯楽演芸のこと。ダンスや歌などを次々と見せていく華やかなショー形式を指す)

 そして世間では「ヅカガール」という言葉が大流行しました。1933年(昭和8年)の出来事です。『現代用語の基礎知識1998年版』にこんな解説が登場します。「宝塚少女歌劇が全盛期を迎え、紫の袴を短めにはいた劇団員の女優は女性の憧れの的となり、『ヅカ・ガール』と呼ばれた」。

 ちなみに「宝塚」を「ヅカ」と略す方法は、現在も宝塚ファンの間で生き続けているようです。ツイッターで検索をかけると「ヅカ友」「ヅカ熱」「ヅカ話」などの用法をたくさん拾うことができました。そもそも宝塚ファンのことを「ヅカファン」と呼ぶこともあるぐらいです。

 しかし創設者である小林一三は、一連のヅカワードの源流であるヅカガールという呼称が「気に入らなかった」との話が残っています。

 いっぽう現在の私たちにとっては、ヅカガールよりも「タカラジェンヌ」という呼称の方に馴染みがあります。これは宝塚とパリジェンヌ(パリ娘の意)の合成語。この言葉を作ったのは、同劇団の演出家であった白井鐵造(てつぞう)という人物でした。前述した「モン・パリ」では振り付けを務めるなど、宝塚のレビュー路線を形作った最重要人物の1人です。

コメント2件コメント/レビュー

現代の「○○女子」は単に女性人気のアピールなので、性差がなくなる方向にはならないでしょうね。昔だってそうだったんじゃないですか?なんだか的外れでした。(2015/02/17)

「社会を映し出すコトバたち」のバックナンバー

一覧

「戦前に“JKお散歩”があったって本当?」の著者

もり ひろし

もり ひろし(もり・ひろし)

新語ウォッチャー(フリーライター)

CSK総合研究所を経て、1998年から新語専門のフリーライターに。辞書・雑誌・新聞・ウェブサイトなどに原稿を提供中。2009年より『現代用語の基礎知識』(自由国民社)で「流行現象」のコーナーを担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

現代の「○○女子」は単に女性人気のアピールなので、性差がなくなる方向にはならないでしょうね。昔だってそうだったんじゃないですか?なんだか的外れでした。(2015/02/17)

サザエさんが21歳でタラちゃんを出産したんですから、マス夫さんはサザエさんが女子高生の時に「お散歩」デートして、結婚して、20歳の時に妊娠させた、ということになります。無論、父親である波平さんに「お嬢さん(女子高生のサザエさん)を僕に下さい」と土下座したことは言うまでもないでしょう。(2015/02/17)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

組織を正しい方向に導き、 作り変えていける人が、優れたリーダーです。

ジェニー・ダロック 米ピーター・F・ドラッカー伊藤雅俊経営大学院学長