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米スプリント、孫社長の誤算の行方

2015年2月19日(木)

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 ソフトバンク子会社の米携帯電話会社、スプリントが21億3000万ドルの減損損失を計上した。TモバイルUSとの合併構想が画餅に帰し、厳しい経営状況から脱却できずにいる。スプリントの売却について否定も肯定もしなかった孫正義社長。誤算の行方はいかに。

2月10日の決算説明会では、珍しく弱気な発言が続いた(写真=ロイター/アフロ)

 2月10日、決算説明会に臨んだソフトバンクの孫正義社長にはいつもの覇気が見られず、珍しく弱気な発言が続いた。孫社長は「今日は風邪で、少し元気のない発言だった」と言い訳したが理由は明確。2013年に買収した米3位の携帯電話会社、スプリントの業績が振るわない。

 スプリントは2月5日発表の決算で総額21億3000万ドル(約2568億円)の減損損失を計上。会計基準の違いからソフトバンクは減損処理をしなかったが、孫社長は「減損計上したつもりで経営をすべき。厳粛に受け止めている」とした。

 ソフトバンクはスプリント買収後、米4位の携帯電話会社、TモバイルUSの買収も目指し、合併効果を狙っていた。だが、米当局の壁に阻まれ、昨夏に断念した経緯がある。この件に関し、孫社長はこれまで「ノーコメント」を貫いていたが、この日は初めて公の場で“誤算”を認めた。「合併させることで伸ばしていく算段だった」「思惑と違ってきているというのが実態」。

 スプリントの黒字化については「まだ時期尚早。まず、一歩一歩、足元を固めてから」。日米での端末の共同開発など、当初、計画していたシナジー効果についても一転、トーンダウン。共同開発向けに開設した米シリコンバレーの拠点は「縮小する」とした。

 スプリントの売却を検討したか、という質問には「上場会社ですし、余計なことはあまり言わない方がいい」。「孫さんは手仕舞いモードなのでは」とささやく証券アナリストも出てきた。

 だが、孫社長は諦めていない。

コメント3件コメント/レビュー

盛者必衰、おごれるもの久しからず、大義なき買収、神は公平です。(2015/02/19)

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「米スプリント、孫社長の誤算の行方」の著者

井上理

井上理(いのうえ・おさむ)

日経ビジネス記者

1999年慶応義塾大学総合政策学部卒業、日経BPに入社。以来、ネット革命などIT業界やゲーム業界の動向を中心に取材。日本経済新聞への出向を経て2014年4月より日経ビジネスの電機・ITグループ

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

盛者必衰、おごれるもの久しからず、大義なき買収、神は公平です。(2015/02/19)

国内事業と海外事業は全く様相が異なるのに、今までうまくいったからって今回もうまく行くと予想するのは甘すぎる。。。(2015/02/19)

スプリント社の業績から、買収前から既に分かっていたこと。寧ろ分かっていないのは、孫正義氏を持ち上げたい記者とそんな記事しか読まない方だけ。御社も自社の今までの記事を検証することをオススメします。(2015/02/19)

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三品 和広 神戸大学教授