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筆頭株主が「モノ言う株主」に変貌

韓国ゲーム大手が出資先に株主提案書

2015年3月5日(木)

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 東証一部上場で韓国最大手のゲーム会社、ネクソンが送った株主提案書が、韓国で大きな話題を呼んでいる。

 送り先は、韓国2位のゲーム会社、NCソフト。両社は韓国ゲーム市場の1位、2位であるとともに、ネクソンはNCソフトの発行済み株式総数の15.08%を所有する筆頭株主だ。

 「急速に変化する競争環境に十分な速度で対応できていない」
 「株式を保有してきたほとんどの期間において、貴社の株価は低調だった」

 ネクソンは株主提案書の中で、NCソフトに対してこう厳しく指摘している。その上で、ネクソンが推薦した取締役の選任や、本業に関連性のない不動産事業からの撤退、自社株の消却などを迫っている。

 一方のNCソフト側はこの提案に対して反発。「過度な経営干渉」とネクソン側を非難しており、ここ1か月ほど両社のいがみ合いが続いている。

国をまたぎ株主提案

 ここ数年、米サードポイントやカール・アイカーン氏などに代表されるアクティビスト(モノ言う株主)の存在感が高まりつつある。

 彼らは、株主の立場で投資先企業の経営に注文をつけ、取締役の派遣や企業の身売り、事業売却など、「選択と集中」を突き付けてくる。直近では、サードポイントが1兆円を上回るファナックの内部留保に目をつけ、自社株買いをするよう要望し話題となった。

 今回のネクソンも、株主として投資先企業の経営に口を挟んでいることを見れば、一種のアクティビストにあたる。これまでは投資ファンドが投資収益のために株主提案することは多かったが、上場企業同士が実施する事例は珍しい。まして、ネクソンは韓国創業だが、今は日本に本社をおき東証にも上場している。日本の上場企業が海外の上場企業に対し株主提案した例など、ほとんどない。

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「筆頭株主が「モノ言う株主」に変貌」の著者

齊藤 美保

齊藤 美保(さいとう・みほ)

日経ビジネス記者

2011年中央大学法学部卒業。同年、日本経済新聞社に入社。産業部にて電機、IT、自動車業界を担当した後に、2014年3月から日経ビジネス編集部に出向。精密業界を中心に製造業全般を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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