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楽天、電子書籍「両輪作戦」の勝算

「借りる」と「買う」で攻勢

2015年3月20日(金)

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 楽天は19日、図書館向けの電子書籍配信サービスを提供する米オーバードライブを4.1億ドル(約500億円)で買収すると発表した。2012年に買収した「kobo」と連携させ、本を「買うサービス」と「借りるサービス」の両輪作戦で電子書籍ビジネスの事業拡大を目指す。

 「kobo(コボ)」で知られる楽天の電子書籍事業が、ようやく成長路線に向けて動き出した。

 19日、楽天は電子書籍配信サービスを提供する米OverDrive(オーバードライブ)を4.1億ドル(約500億円)で買収すると発表した。

 「コボ×オーバードライブで10億ドル規模のビジネスに育てる」。同日都内で開催した記者会見で、楽天の相木孝仁常務執行役員はこう自信を込めた。

 オーバードライブは図書館や教育機関などを対象に、電子書籍やオーディオブックなどの貸し出しサービスを展開している。米国やカナダ、英国などの約50ヶ国で、約5000の出版社と提携。250万以上ものタイトルを取り扱っており、全世界3万拠点でサービスを提供している。

 日本ではあまり馴染みのないサービスだが、電子書籍の普及が進む米国でも公共機関向けの電子書籍貸出サービスはまだ浸透していない。2013年の統計によると、米国の公共図書館における電子書籍普及率はわずか6%。そんな状況にも関わらず、楽天は500億円を投じた。ある証券アナリストは「今の市場規模にしては高すぎる額」と驚きの声をあげる。しかし、相木氏は「紙からデジタルコンテンツへの移行が進むなか、公共機関向けは今後着実な成長が見込める」と見る。

 オーバードライブの買収で狙うのは、電子書籍ユーザー数の基盤拡大だ。現在コボの利用者数は2300万人。オーバードライブの2100万人が加わることで、楽天グループの電子書籍ユーザーは4400万人へと倍増する。

楽天の相木孝仁常務執行役員とオーバードライブのスティーブ・ポタシュ社長兼CEO

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「楽天、電子書籍「両輪作戦」の勝算」の著者

齊藤 美保

齊藤 美保(さいとう・みほ)

日経ビジネス記者

2011年中央大学法学部卒業。同年、日本経済新聞社に入社。産業部にて電機、IT、自動車業界を担当した後に、2014年3月から日経ビジネス編集部に出向。精密業界を中心に製造業全般を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師