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すき家、脱・牛丼へ戦略的な値上げ

ゼンショーの課題は人手不足だけにあらず

2015年4月8日(水)

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 「すき家」が牛丼を値上げして大手3社が300円台で並んだ。具材の増量で他社との差別化を図るが、牛肉の仕入れ価格の高騰リスクはつきまとう。実は「脱・牛丼」への布石を込めた戦略的な値上げだ。

 ゼンショーホールディングスが運営する、すき家本部の牛丼チェーン「すき家」は、4月15日から沖縄県を除く全店で、牛丼を値上げする。

すき家本部の興津龍太郎社長は、値上げを発表した記者会見で牛丼を頬張って見せた。肉と玉ネギを20%増量して付加価値を高めた自信作だ(写真:時事)

 「NEW VALUE(新たな価値)」をコンセプトに、並盛りでは291円から350円へ20%値上げするが(いずれも税込み価格、以下同)、肉と玉ネギを20%増量して付加価値を高めた。

 大手牛丼チェーンでは、2014年4月の消費増税後に値上げが相次いでいる。「松屋」は7月に牛肉の保存を冷凍からチルドに変えた「プレミアム牛めし」を一都六県で発売し、並盛りを290円から380円に引き上げた。「吉野家」も12月に並盛りを300円から380円に値上げした。

「上手な値上げ」と評価の声

 これに対してすき家は8月に並盛りを270円から291円に値上げした後も、200円台を死守してきた。今回の値上げについて、すき家本部の興津龍太郎社長は「牛肉の仕入れ価格と人件費、そして燃料代が上がっている中で、ボリュームという価値を付ければ350円でも消費者に受け入れてもらえると判断した。単純値上げは考えなかった」と説明する。

 外食業界関係者からは「値上げに伴う牛肉の増量は他の大手2社が行わなかった手法で、さらに吉野家よりも安く設定した点は、上手な値上げだ」と評価する声が聞こえてくる。

 しかし、すき家がこうした値上げに踏み切れたのは、牛肉の仕入れ価格において、吉野家とは全く異なる状況だったからだ。

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「すき家、脱・牛丼へ戦略的な値上げ」の著者

河野 紀子

河野 紀子(こうの・のりこ)

日経ビジネス記者

日経メディカル、日経ドラッグインフォメーション編集を経て、2014年5月から日経ビジネス記者。流通業界(ドラッグストア、食品、外食など)を中心に取材を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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