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大塚久美子社長「ノーサイドでも反則は見逃さない」

父親側コンサル、弁護団の危うい立場

2015年4月10日(金)

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株主総会後の会見では地味ないでたちだったが…(撮影:後藤麻由香)

 4月9日午後4時30分、新宿三丁目の交差点に黒山の人だかりができた。大塚家具新宿店のショールーム前。ガラス張りの1階ロビーで開かれる大塚久美子社長の記者会見を一目見ようと、道行く人たちが足を止めた。

 定刻、ロビーに姿を現した久美子社長は委任状争奪戦中の地味ないでたちとは打って変わり、真っ白なスーツに身を包み、襟元には金色のブローチが輝いていた。

「大塚家具は生まれ変わる」という決意

 「このたびは株主やお客様の信頼を損なうことになり、まことに申し訳ありませんでした」と記者会見の冒頭で頭を下げるなど、依然としてお詫びモードは続いていたが、明るいトーンのファッションには「大塚家具は生まれ変わる」という強い決意がにじんでいた。

 この日の発表内容は「新生・大塚家具『大感謝フェア』開催」。平時であればさほど多くのメディアが集まる記者会見ではないが、3月27日の株主総会で株主の支持を取り付けた後、久美子社長が公式の場に出るのはこれが初めてとあって、ロビーにはテレビ局のカメラが列をなした。

 ガラス越しに見えるただならぬ光景に道行く人も立ち止まる。街頭から丸見えの1階で記者会見を開いたのは、ある種の演出だろう。委任状争奪戦に勝った後「株主やお客様には迷惑をかけたが、知名度が上がったのも事実」と周囲に漏らしていた久美子社長は、自らが客寄せパンダになることで大塚家具の店舗に顧客を呼び込もうとしているように見える。

 4月18日から30日まで全国16の店舗で実施する「大感謝フェア」は委任状争奪戦で世間を騒がせたお詫びとして、通常価格より最大50%オフにする。潤沢な内部留保を使って増配で株主に報いた後、今度は値引きで顧客に報いようというわけだ。

 質疑応答で「ゴールデンウイーク前にフェアを打ち切るのか」と問われると久美子社長は「ゴールデンウイークには別の企画を考えています」と答えた。今は自分の一挙一動に世間の耳目が集まる。この数年、IKEA(イケア)やニトリに話題を奪われていた大塚家具にとって、「お詫びセール」は、失地挽回のきっかけになるかもしれない。

コメント3件コメント/レビュー

従業員じゃないんだから、解任された役員が会社を去るのは当たり前でしょうに。かつて国鉄の民営化を巡っても路線対立が起こり、反対派が一掃されて新生JRの発足を迎えることができました。経営幹部なればこそ経営改革とはサラリーマン生命を懸けてやるべき真剣勝負、破れたものは潔く去るべし。経営理念が異なる者どうしがまた仲良くやるという馴れ合い日本的組織こそ会社を危うくするものだと思います。(2015/04/10)

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「大塚久美子社長「ノーサイドでも反則は見逃さない」」の著者

大西 康之

大西 康之(おおにし・やすゆき)

ジャーナリスト

日本経済新聞産業部記者、欧州総局(ロンドン)、日経ビジネス編集委員、日本経済新聞産業部次長、産業部編集員などを経てフリーのジャーナリストに。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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従業員じゃないんだから、解任された役員が会社を去るのは当たり前でしょうに。かつて国鉄の民営化を巡っても路線対立が起こり、反対派が一掃されて新生JRの発足を迎えることができました。経営幹部なればこそ経営改革とはサラリーマン生命を懸けてやるべき真剣勝負、破れたものは潔く去るべし。経営理念が異なる者どうしがまた仲良くやるという馴れ合い日本的組織こそ会社を危うくするものだと思います。(2015/04/10)

大塚家具の株では大儲けをさせて頂きました。ありがとうございます。2200円で売り抜けましたが、NISA枠で少数ですがホールドしてます。大塚家具・社長がんばれ(2015/04/10)

お仕事の一環として、依頼主の意向に沿った仕事を「粛々と」実行するというのは、交渉代理人のプロとしての基本ですから、仕事を引き受けた時点で負けた場合には賊軍の立場になるという覚悟は当然あるものと思います。今回の騒動に関して誰かが不法行為をしてしまったとしても、それもまた勝てば官軍だから勝つために法を犯すことも厭わない、負けた場合には法的な処罰を甘受するという覚悟のもとに決断のもとに突っ走ったのであれば、それはそれでひとつのポリシーでしょうね。法律は、法に違反した時にはこういう処罰をすると決めることはできても、法に違反することそれ自体は防げませんし、また防ぐような仕組みをつくるべきでもない。なぜなら、法に触れるかどうかは、最終的には裁判所に判断してもらうことによって決まるからです。裁判の判決がでていない段階で、「これは違法だから成してはならない」という制限を設けることは、それもまた、法律よりも特定の考え方を優先するという法律軽視の姿勢になりえるからです。いずれにせよ、「こんなはずではなかった」は、通りませんが。(2015/04/10)

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