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レモンの次はヨーグルト、サントリーがまたも“秒速”品切れ

SNS時代の需要予測はヒット商品を作るより難しい?

2015年4月20日(月)

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4月14日に発売した「南アルプスの天然水&ヨーグリーナ」はわずか3日後の17日に出荷停止に追い込まれた。ミネラルやアミノ酸を含む「ホエイ」に着目。独自技術で透明ながら爽やかな甘みやコクを実現した

 まさに、「お粗末」な展開だった。サントリー食品インターナショナルは4月17日、ミネラル水の主力ブランド「南アルプスの天然水」から4月14日に発売した「南アルプスの天然水&ヨーグリーナ」の受注量が想定を大きく超えたため、当面出荷停止とすると発表した。3月末に売り出した炭酸飲料「レモンジーナ」の販売休止からわずか2週間、異例の連続品切れはなぜ発生したのか。

 日経ビジネスオンラインは4月15日、レモンジーナの販売休止問題について、親会社のサントリーホールディングスの新浪剛史社長が「1年分がすぐに売れちゃうというのはお粗末な話」とコメントしたことを報じた(サントリー社長も「お粗末」と評したレモンジーナの品切れ)。日本を代表する酒類・飲料メーカーとしての責任を痛切に感じての発言だったのだろうが、わずか2週間でヨーグリーナが販売休止となったことで事態はより深刻となった。せっかくヒット商品を生み出したのに、“秒速”とも言えるほど短期間に品切れに陥ってしまった。

 サントリー食品が発売したヨーグリーナはレモンジーナと同様、今春の目玉商品としての位置づけだった。ミネラル水に香りや味を加えた「フレーバーウオーター」は健康志向の需要を取り込み市場が拡大している。従来の商品はリンゴやオレンジなどの果実系がほとんどだったため、ヨーグリーナでは新たな味付けで新規需要の掘り起こしを狙った。

 開発にあたっては乳由来の素材でミネラルやアミノ酸を豊富に含む「ホエイ(乳清)」に着目。ホエイを乳酸菌で発酵して濾過し、透明でありながらコクのある甘さや味わいを実現した。希望小売り価格は515mlで税別124円。発売前日の13日には報道機関向けの記者会見も開き、「常識を覆す新提案で、新たな需要を創造する」(沖中直人ブランド戦略部部長)と強調していた。

 ところが、事態は急転する。「レモンジーナでもご迷惑をおかけしている。今回は絶対に品切れは許されない」(同社)との決意で臨んだにもかかわらず、17日の午前中にまたしても同社は出荷停止を発表する。合わせて開かれた記者会見には食品事業本部長の小郷三朗副社長が出席。神妙な表情で「今後1日も早く出荷が再開できるよう、生産体制の強化に取り組む。お客様やお取引先にご迷惑をおかけすることを心よりお詫びする」と深々と頭を下げた。

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「レモンの次はヨーグルト、サントリーがまたも“秒速”品切れ」の著者

河野 祥平

河野 祥平(こうの・しょうへい)

日経ビジネス編集記者

2006年日本経済新聞社入社。社会部、消費産業部などで警視庁、ネット業界などを担当。直近では企業報道部でビール・清涼飲料業界を取材。2015年4月から日経ビジネス。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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牛島 信 弁護士