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「女の貧困」それは静かに凶暴に

もう、知らないでは済まされない

2015年4月24日(金)

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他人と交流するのが苦手です。できることなら、仕事だけして生きていきたい。(30代女性)

 遙から

 いろんな場所に顔を出していると、衝撃的というと大げさだが、少なくともショッキングな現実の顔を見る機会がある。そのひとつにフェミニストカウンセリングというのがあった。創設20周年式典に顔を出した。

貧困の中身が変わった

 創成期に尽力した60代の女性が語る言葉が印象的だった。「もう60代を超えると今の時代の女性の困難というものを身近なものとして感じにくい。次世代に期待したい」というものだった。その女性の語る現代の女性の困難のひとつが、"貧困"だという。

 貧困の中身が変わった。昔はDV夫から着の身着のままで逃げてきた結果の貧困。あるいは、夫が作った借金に追われての貧困。貧困の背景には"家族"がいた。

 だが、今の貧困は単身女性にある。夜には気絶するほど働いて、それで月12万円。贅沢品を買う買い物依存からくる金欠ではなく、働いても働いても生活できない貧困。これをどう救えばいいのか。

 また、性暴力の被害者が貧困の結果、風俗産業に行く。結果、性暴力のスパイラルから抜け出られない。これはごくごくフツーに見える主婦から単身女性までが性産業で稼ぐという現実をもたらしている。貧困が女性を性産業に押し出し、他の職業では食べることさえままならない。

 「この女性たちをどう救えばいいのか」と、長年女性たちの相談役として女性と向き合ってきたカウンセラーの、会場への問いかけだった。

「遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」」のバックナンバー

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「「女の貧困」それは静かに凶暴に」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長