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ニトリが銀座に初出店した2つの狙い

都心部の出店強化と価格帯を引き上げ

2015年4月27日(月)

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 「夢のような町の銀座に出店の機会を頂けて、非常に興奮している。ぜひ皆様に愛される店にしたい」。4月24日、新規店「ニトリプランタン銀座店」のオープンにあたり、ニトリホールディングスの似鳥昭雄社長はこう挨拶した。

「ニトリプランタン銀座店」のオープンを前に挨拶したニトリホールディングスの似鳥昭雄社長(写真:北山 宏一、以下同)

 プランタン銀座店の売り場面積は約450坪。商品数も約3000点と、ともに通常のニトリ店舗の3分の1以下に絞った。季節ごとにソファーやカーテンの柄や色を変えることを提案し、プランタンの主要顧客である20~30代女性の需要を取り込むことを狙っている。東京都内でニトリの店舗は、プランタン銀座店で20店目。ターミナルエリアや、百貨店内の出店としては初めてだ。

 今回の銀座への出店は2つの狙いがある。1つは、今後の都心部における出店強化戦略の象徴とすること。もう1つは、円高期間に引き下げてきた価格帯を引き上げることも意図している。

都心部に成長余地、外国人の集客も狙う

 ニトリHDの店舗数は今年2月末の時点で国内346店、海外27店。2016年2月期には国内で40店、海外で14店舗の純増を計画している。

 ニトリはこれまで、郊外での出店が多かった。首都圏でいえば、東京近郊を環状に結ぶ国道16号線沿いに大型店舗を配置してきた。だが、プランタン銀座店の出店以降は、より都心部への出店を加速していく。例えば、足立区では環状7号線と国道4号線が交差するエリア、葛飾区では駅前、さらに大田区では産業道路沿いに新しい店舗を次々と開設する。2017年2月期には、世田谷区で環状8号線沿いに出店することを計画している。

 また、雑貨中心の小型店「ニトリ デコホーム」は都心駅前の商業地域での出店を増やす。人口の増加が続く都心部で成長の余地が大きいとの判断からだ。つまり、従来は16号線沿いに集中していた店舗を、都心により近い環八や環七の内部へと寄せていく。

 銀座は国内外から観光客が訪れる有数の商業地でもある。プランタン銀座店は20~30代女性を中心顧客に据えながら、その立地を生かして他の世代の消費者や、外国人など幅広い層の集客を目指す。プランタン銀座店を訪れた消費者が、自宅近くのニトリ店舗にも訪れて商品の購入につなげる流れを生み出すことを狙っているわけだ。

似鳥昭雄社長は従業員を前に「皆さんの提案や意見を積極的に取り入れ、どんどん良い店にしていきたい」と語った

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「ニトリが銀座に初出店した2つの狙い」の著者

須永 太一朗

須永 太一朗(すなが・たいちろう)

日本経済新聞証券部

2003年一橋大学社会学部卒業、日本経済新聞社に入社。西部支社(福岡)で警察、企業、県政を順に担当。その後は主に証券部で日本株相場を取材。14年3月、日経ビジネス記者に。17年4月、日本経済新聞証券部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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