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ファナック、株主還元「最大80%」のナゼ

「成長投資は確保している」

2015年4月28日(火)

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28日、ファナックに機関投資家らが大挙した(写真はイメージ)

 ゴールデンウィークを目前に控えた4月28日。富士山麓に朝早くから機関投資家やアナリストらが大挙した。もっとも、彼らの目的地は景勝地の忍野八海や山中湖ではなく、その近くにあるファナックの本社だ。前日27日に2015年3月期の決算を開示したファナックは2011年1月以来、実に4年3か月ぶりに投資家向け説明会を開いた。

 説明会開催が決まってからの数週間、市場は「株主還元策が発信されるに違いない」と期待を強めてきた。そして27日、ファナックは「配当性向60%を基本方針とする」「今後5年間の平均総還元性向(配当と自己株取得の合計)80%の範囲内で、軌道的に自己株式を取得する」という株主還元の方針を開示した。28日の東京株式市場でファナックは大幅高になった。市場の期待以上だったと言えよう。

 ところで、なぜ今、配当性向60%なのだろうか。なぜ、最大80%の株主還元なのだろうか。コーポレートガバナンスコードの導入に合わせてファナックも株主との対話を強化しているのは事実だが、研究開発など成長投資とのバランスは熟慮されているのだろうか。説明会に先立ってメディアの取材に応じた稲葉善治社長らとのやり取りから、「数字」の理屈を探った。

これ以上、手元資金を積み上げない

「1兆円あれば、いかなる状況にも対応できる」と語る稲葉善治社長

株主還元の基本方針を変えました。4月に「SR(シェアホルダー・リレーション)部」を作るなど株主との対話を少しずつ始めてきていると聞いていますが、なぜこのタイミングで、方針を転換するんですか。

稲葉社長:いずれにしても、我々も手元資金が貯まってきているのは十分に認識していました。「そろそろ、やらなければ」と考えていたタイミングだった。私どもとしては、手元資金の目安として1兆円の資金があれば、いかなる状態になっても対応できると考えている。実際に、それぐらいになってきた。これ以上貯める理由は当面ないので、手元資金を積み上げないで株主還元に回していこう。将来の成長に積極的に回していこう、としている。

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「ファナック、株主還元「最大80%」のナゼ」の著者

佐藤 浩実

佐藤 浩実(さとう・ひろみ)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社で電機、機械、自動車を6年間取材。13年4月に日経ビジネスへ。引き続き製造業を担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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大量陳列、大量販売というのがある程度限界にきているのかなと思います。

松﨑 曉 良品計画社長