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英国総選挙、キャメロン政権が予想外の大勝

「大接戦」はなぜ「大勝利」に変わったのか

2015年5月8日(金)

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予想外の大勝利を収め、満足気な顔を浮かべるデビッド・キャメロン首相(写真:ロイター/アフロ)

 「おおっ」

 5月7日、午後10時。英総選挙の投票締め切り時間と同時にテレビ画面に映しだされた英BBCの出口調査の結果に、英国各地でどよめきの声があがった。

  • 保守党 316
  • 労働党 239

 国民が驚いたのは、獲得議席数の予測結果が、事前の世論調査とは大きく違っていたからだ。

 投票日前日までの事前調査では、保守党、労働党ともにほぼ支持率が拮抗し、大接戦となると予想されていた。ところが、テレビ画面に映しだされたのは、デビッド・キャメロン首相が党首を務める保守党が、定数650議席のうち316議席を獲得し、野党第1党の労働党を大きく引き離すという結果だった。

 保守党の想定外の勝利。この出口調査の結果に、両陣営とも騒然となった。

 「まだ出口調査だから。過去にも調査結果と現実が違っていたことは何度もある」。ある労働党の支持者は言い聞かせるように繰り返した。対する保守党陣営も、「出口調査に一喜一憂せず、開票結果を待とう」とツイッターなどで繰り返した。

 開票直後の時点では、事前予想と出口調査の結果があまりにも違っていたため、多くの英国国民が疑心暗鬼に陥っていたのは間違いない。しかし、時が立つにつれて、その予想はさらに現実のものとなっていく。8日未明、BBCはさらに精緻な予想を発表した。

  • 保守党 329
  • 労働党 235

 保守党は単独で過半の議席を抑え、労働党との差をさらに引き離す結果となった。

 すべての選挙結果が出揃うのは現地時間の8日昼過ぎになる見通しだが、5月8日午前9時現在の2大政党の獲得議席数は保守党が318議席、労働党は228議席。蓋を開けてみれば、キャメロン氏率いる保守党が単独で議席の過半数を獲得する圧勝に終わる可能性が濃厚だ。

 8日午前5時40分頃、報道関係者らの前に姿を現したキャメロン首相は「保守党にとって力強い夜となった。これからも、すべての人のために政治をおこなう」と事実上の勝利宣言。首相として決意を改めて表明した。一方、予想外の苦戦を強いられた労働党のエド・ミリバンド党首もほぼ同じ時間帯に姿を現し、「とても残念で、複雑な夜だ」と語った。

 事前の予想では、大接戦が予想され、いずれの政党も単独過半数を獲得できない「ハング・パーラメント(宙吊り国会)」になるとも言われていた今回の選挙。「大接戦」はなぜ保守党の「大勝利」に変わったのか。関係者の取材を総合すると、2つのポイントが見えてくる。

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「英国総選挙、キャメロン政権が予想外の大勝」の著者

蛯谷敏

蛯谷敏(えびたに・さとし)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション編集を経て、2006年から日経ビジネス記者。2012年9月から2014年3月まで日経ビジネスDigital編集長。2014年4月よりロンドン支局長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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