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その"たまたま"に、感謝を

夢は必ず叶う、わけではない世の中で

2015年5月29日(金)

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夢がないわけではないのですが、気づけば思い通りにはいかないことに慣れている自分がいます。夢を叶える秘訣、あったら教えてほしいです。(20代男性)

 遙から

 夢は口に出して言い続けているといつか叶う、と、どこかで聞いたことがある。過去にも「本当だ」と感じたことはあった。言い続けているとそれをたまたま耳にしたどこかのいい人がひょこっと叶えてくれたりすることが実際あるのだ。

 今回もそうだった。本当にあった話だから聞いてほしい。

羨ましく、妬ましい

 「私は過去、阪神タイガースの番組を15年間もやってきた。なのになぜ私に始球式の機会がなかったのか。始球式に呼ばれる他のタレントが羨ましく、妬ましい」とテレビで喋った。その嘆きをたまたまテレビで聞きつけてくれたのが、なんと、阪神タイガース球団の"誰か"だった。

 私がそれを嘆いた番組はバラエティ番組で、"制作部"という部署が作っている。球団の"誰か"が、"スポーツ部"の"誰か"にこう言ってくれたそうだ。

 「始球式に出してやったらいいじゃないか」

 そのひと言が、スポーツ部から制作部に降りてきて、私の耳に届くことになった。なぜ私の耳にこんなオフレコの話が届いたかというと、制作部にたまたま野球大好きスタッフがいたからだった。

 ここまで羅列するだけで、いったいどれほどの"たまたま"が重なり合って私の夢が動き出したことか。

 たまたま喋った言葉を、たまたま球団の誰かが聞き、たまたま試合中継のスポーツ部に伝え、たまたま野球大好き制作部がその情報を掴んだ、というワケなのだから。

 そして、その中継日はなんとたまたま私の日程が空いていた。すると、するりするりと、始球式へと流れが動き、その翌日たった1日で、あっという間に出場が決まった。

 番組を担当していた15年間にはやってこなかったチャンスは、その後さらに10年ほどの歳月を経て、ようやく叶うことになったのだった。決まる時ってこんなに早いのかと、運命めいたものを感じた。

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「その"たまたま"に、感謝を」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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