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半導体大再編、「まだ始まったばかり」

IHSグローバル、南川明主席アナリストに聞く

2015年6月12日(金)

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 米インテル、米アバゴ・テクノロジー、オランダのNXPセミコンダクターズ――。この3か月で欧米の大手半導体メーカーが相次ぎ同業他社を買収している。再編を促す背景にあるのはなにか、また、日本の半導体メーカーもこの波にのまれていくのか。IHSグローバルで半導体業界に詳しい南川明主席アナリストに聞いた。

今月1日に米インテルが同業の米アルテラを約2兆円で買収しました。3月にはオランダのNXPが米フリースケール・セミコンダクタを、5月には米アバゴ・テクノロジーが米ブロードコムをそれぞれ買収しています。「半導体市場の成長鈍化」「IoTへのシフト」とよく言われていますが、なぜ今半導体市場で大再編が起きているのか、もう少し詳しく解説していただけませんか。

南川明氏:第一に、半導体を使用する市場が大きく変わってきていることが再編の引き金になっています。今まで半導体市場の成長をけん引していたのはパソコンやデジタル家電、スマートフォンでしたよね。でも、もうパソコンの成長は止まっていますし、テレビも一時期の勢いはない。スマホも陰りが見えてきた。では次はどこかと。車や産業機器、医療機器、Internet of things(モノのインターネット化、IoT)とも言われますが、やはりこの分野は1社では勝てない。インテルだって、パソコンの覇者ですが、スマホでは勝てませんでした。これらの新しい分野でも勝てるかは分かりません。

 新分野に出ていかなければという思いはあるが、自社で開発している時間はない。そうすると、買収が最も適している、という考えになるわけです。

IHSグローバルの主席アナリスト、南川明氏

つまり、市場の成熟と、新分野に急速にシフトしなければならないという危機感が再編機運を高めているのですね。

南川:その通りです。アバゴだって、コンピューターに強い会社でしたが、通信に強いブロードコムを買うことで、通信とIoTの方向に向かおうとしています。NXPの場合は自動車にフォーカスしたいと言う思いが強い。半導体市場の大再編が本格化するのは、まだまだこれからです。

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「半導体大再編、「まだ始まったばかり」」の著者

齊藤 美保

齊藤 美保(さいとう・みほ)

日経ビジネス記者

2011年中央大学法学部卒業。同年、日本経済新聞社に入社。産業部にて電機、IT、自動車業界を担当した後に、2014年3月から日経ビジネス編集部に出向。精密業界を中心に製造業全般を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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