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ジャパンマネー、サウジに流入中

  • 田中 保春

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2006年4月13日(木)

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 近年の石油価格高騰と増産による石油収入拡大を背景に、サウジアラビア経済は高い成長を続けています。好調な経済を受けて、海外企業のサウジ国内への投資も増えています。中でも増えているのが、日本企業からの投資です。

 日本からの投資ライセンス、米国を抜く  

 2005年は住友化学と、世界最大の石油会であるサウジ・アラムコとの間で世界最大級の石油精製と石油化学との統合コンプレックス合弁事業が調印され、折半出資の合弁会社であるラービグ・リファイニング・アンド・ペトロケミカル・カンパニー(ペトロ・ラービグ)が設立されました。総事業費98億ドルとなり、日本からの投資ライセンス(サウジでの投資に必要な当局発行の許可証)累計は、11月末時点で米国を押さえてトップに立ちました。

  その他、同年にはペトロ・ラビーグ向け大規模発電造水等の事業権も丸紅、日揮(JGC)並びに伊藤忠商事による日本連合がサウジ資本と組んで獲得しました。日用品部門でも、ユニ・チャームが子供用紙オムツでは中東地域第2位の市場シェアを持つ有力メーカー(ガルフ・ハイジェニック)の発行済株式の51%を取得し、子会社化しました。ユニ・チャームは1992年のガルフ・ハイジェニック設立当初から技術ライセンスを供与してきましたが、今後さらに成長が見込まれるサウジを中心とした中東地域の吸収体製品市場に本格参入を図るのが狙いです。このように、日本からサウジへの投資は、急速に拡大しています。

 また、日本企業がサウジで従来から事業を続けている石油化学分野も、新規事業や事業拡張のための大型投資が続いています。石油化学産業を中心とする世界的規模の工業地帯であるジュベール工業地区では、三井物産をはじめとする日本企業とサウジ資本との合弁による石油化学事業が稼働開始、三菱化学ガス、伊藤忠商事などが設立した日本サウジアラビア・メタノールと、サウジの基礎化学会社SABICとの石油化学合弁事業(アル・ラジ)の拡張計画、国際協力銀行(JBIC)、三菱化学、三菱商事などを中心とするサウジ石油化学(SPDC)社とSABICとの石油化学合弁事業(シャルク)の拡張計画――などが進んでいます。いずれも大規模な投資事業であり、当地で見ていると、幅広い分野で、日本企業がかかわっているビジネスが急成長していることが良く分かります。


(次のページはサウジで動く巨大経済都市建設プロジェクト)

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