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中国でコーヒーブーム、豆不足・価格高騰へ

  • 門倉 貴史

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2006年4月25日(火)

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 中国人といえば、いつもウーロン茶やジャスミン茶を飲んでいるイメージがありますが、それはもう昔の話です。国民の飲み物としてお茶が不動の地位を保っていることに変わりありませんが、近年では、都市部の若者を中心にコーヒーを飲む人が増えてきています。
例えばコーヒー生豆の消費量を見ると、1990年代後半から顕著に増加するようになり、2004年は前年比14.7%増の3万2740トンに達しました。2000年(1万8948トン)と比べると、わずか4年間で1.7倍に膨らんだ計算です。

中国でコーヒーブーム、豆の価格も上昇

 人口規模の大きい中国でコーヒーの需要が大幅に拡大していることもあってか、最近では世界的にコーヒー豆の価格が上昇しています。日本でも、家庭用のコーヒー豆の価格に上昇圧力がかかっており、例えば、家庭用レギュラーコーヒー最大手のUCC上島珈琲は、2006年5月に出荷価格を平均10%引き上げることになりました。

 なぜコーヒー党が増えたのでしょう。まず、経済発展が著しい中国では、人々の生活水準が向上し、都市部を中心に西洋風の食生活が浸透しつつあることがあります。このため、西洋風の食事のメニューに合わせてコーヒーを楽しむ人が増加していると考えられます。また1978年に対外開放路線に転じて以来、多くの人が海外に留学するようになりましたが、現在では中国経済が好調なこともあって、欧米に留学した中国人の帰国ラッシュとなっています。留学経験のある国際派ビジネスマンは、朝食などと一緒にコーヒーを飲む生活習慣が身についており、帰国してからも日常的にコーヒーを飲み続けています。

スターバックスも中国出店加速

 コーヒー愛好者が増加する中で、外資系コーヒーメーカーやコーヒーショップの中国進出も増えてきました。中国では、80年代にスイスのネスレがインスタントコーヒーの販売を開始して以来、外資の進出が加速するようになりました(インスタントコーヒーの一番人気はいまだにネスレです)。99年から合弁方式で中国への進出を開始した米コーヒーチェーン大手のスターバックスコーヒーは、2005年の中国での店舗数を209店と、2004年の152店から大幅に増やしました。コーヒーを飲む人が多い上海市には、毎年多くのコーヒーショップがオープンしており、現在は2000軒余りのコーヒー・ショップが立ち並んでいます。


 

 今はまだ、国民1人当たりのコーヒー消費量は低水準にとどまっていますが、今後の都市化の進展や所得水準の上昇を勘案すると、マーケットの拡大余地は非常に大きいと言えるでしょう。

(次のページは「ブラジル国内でコーヒーブーム」)

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