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ここまで来た日本のアニメブーム

潜入!ニューヨークの公立高校

  • ニューヨーク支局 ステイシー・スミス

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2006年5月8日(月)

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 教室に入ると、女の子8人と男の子4人の生徒が雑談を交わしていました。一見、どこにでもいる普通の高校生たちですが、話に耳を傾けてみると、少し“違う人たち”であることが分かりました。

 「うるさいよ!」

 リーダー格の生徒が、日本語を叫んだからです。

 ここはニューヨーク・マンハッタンのイーストハーレム地区にある公立高校、マンハッタン科学数学センター(MCSM)の教室の1室。集まってくれたのは、同校のアニメクラブのメンバー12人です。

 日本の漫画が米国でブームになっていることは、しばしば報道されているので、ご存知の方も多いでしょう。しかし、現地の若者が、日本の漫画と日頃どのようにして接しているのか、ご存じの人は多くないでしょう。そこで日本の漫画に“ハマっている”高校生たちに話を聞いてきました。

セーラームーンとBLEACHが人気

 「5歳の時にテレビで『美少女戦士・セーラームーン』を見たのがきっかけ」と自らの体験談を語り始めたのは、16歳のケンドラ・カルトンさんです。「セーラームーンの放映が終わってからも、ずっと日本のアニメや漫画を見てきたわ」(カルトンさん)

 アニメクラブの12人に、知っている漫画を聞いたところ、全員がセーラームーンの名を挙げました。ほかに多かったのは、「スピードレーサー(邦題マッハGoGoGo)」「ドラゴンボールZ」「鉄腕アトム」です。小さい頃、テレビアニメを目にして興味を持ち、さらに漫画を読んで深入りしていくというのが、典型的なパターンのようです。

MCSMのアニメクラブのケンドラ・カルトンさん
MCSMのアニメクラブのケンドラ・カルトンさん。
今年の夏に奨学金を使って初来日する。

 最近、よく見ているアニメや漫画について聞くと、男女を問わず挙げたのは、霊が見える高校生の黒崎一護を主人公にした「ブリーチ(BLEACH)」でした。この熱心なファンたちは、漫画の単行本だけでなく、グッズも集めています。その日、カルトンさんが身に着けていたのは、英語とカタカナで「BLEACH/ブリーチ」と書かれているブレスレットでした。

日本語の習得熱にも結びつく

 アニメや漫画への情熱が、そのまま日本語の習得熱につながっているようです。アニメクラブの会員の半数以上が、外国語のクラスに日本語を選んでいます。日本語教師のイシャ・シェッスさんはこう言います。

 「私が教えている生徒に、日本語を勉強したいと思った理由を尋ねたところ、全体の5~6割の生徒がアニメや漫画に興味を持ったからと答えました。残念ながら、授業の枠が限られているため、生徒数を制限している状態です」。この日、集まってくれた生徒の中にも、日本語を勉強したいのに授業を受けられないでいる人がたくさんいました。

 12人全員がアニメの「発祥地」である日本を訪問したいという希望を持っています。カルトンさんは今度、その夢がかなうことになりました。奨学金制度を使って、今年7月に日本で4週間のホームステイができることが決まったからです。「どこにステイするかまだ分からないけど、京都と原宿は絶対に見たい」と今から興奮気味です。

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