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中国で「トヨタ本」の出版ラッシュ

「細部への執着」に注目、「創業家」への驚きも

  • 田中 信彦

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2006年5月24日(水)

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 中国で「トヨタもの」書籍の出版ラッシュが起きている。上海でも市内の大型書店のビジネス書コーナーにはトヨタ関連書籍が平積みになっている。トヨタは一時期、世界の大手自動車メーカーの中では中国進出に慎重姿勢を見せていたことから、中国国内の一部にはマイナスイメージもあった。しかしここへきて「世界一近し」のニュースが中国の人々にも伝わり、その動向に関心が急速に高まっている。

歴史から生産方式、国際展開までなんでも学びたい!

 中国の出版界で「トヨタもの」ブームの嚆矢となったのは、04年11月に出版された『豊田汽車案例--精益製造的14項管理原則』(中国財政経済出版社)である。これは日本でも同年夏に出版された「ザ・トヨタウェイ」(ジェフリー・K・ライカー著、日本語版は日経BP社刊)の翻訳書だ。

 お読みになった方も少なくないと思うが、ミシガン大学教授で米国のトヨタ研究の第一人者とされる筆者がトヨタの強さの秘密を分析した本である。

 同書については「きれいごとを並べすぎ」といった批評もあるが、もともと外国人が書いたものだけにトヨタ生産方式について客観的で分かりやすく説明されているとの評価が高い。そのあたりが中国でも受け入れられている理由だろう。

 続いて出版されたのが『豊田汽車攻略』(南方日報出版社 ※筆者名は記事の最後に。以下同)である。同書はトヨタの歴史から書き起こし、生産方式や商品開発戦略、営業手法、コストコントロール、人材育成といった観点から丁寧に分析。また国際戦略に多くのページを割いているところに特徴がある。

 米国でのこれまでの歩みに加え、近年の中国戦略にも焦点を当てている。内容的には公表されている事実が中心で新味はないが、トヨタの中国事業の歴史がまとめられているのは分かりやすい。

 一方、『豊田商学院--精細化管理的68個細節』(企業管理出版社)は最近中国のビジネス書で流行している「細節(シージエ=細部)もの」のひとつ。「商学院」は「ビジネススクール」とでもいった意味である。「細節」というのは、中国のビジネスパーソンが「これこそ、日本メーカーの強さの秘密」と認識しているポイントだ。

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