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W杯、ブラジル女性が応援しながら飲むお酒は?

アジア以上に有望な急成長マーケット

  • 門倉 貴史

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2006年6月12日(月)

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 近年、ブラジルでビールの愛好者が増えてきています。

 キリンビール(株価)の資料によると、2004年の年間消費量は前年比2.8%増の845万キロリットルに達しました。1990年時点と比較すると消費量は1.5倍に膨らんだ計算です。

 現在、ブラジルは、中国、米国、ドイツに続いて世界4番目のビール消費大国となっています。国民1人当たりのビール消費量は年間47.6リットル(大瓶換算で75.2本)で、日本(年間51.3リットル)に匹敵するほどの高い水準です。

 そうはいっても、ブラジルで一番人気のアルコール飲料はビールではありません。圧倒的な人気を誇るアルコール飲料は、カイピリーニャ(caipirinha)と呼ばれる飲物です。カイピリーニャは、純度の高いラム酒にライムと砂糖と氷を加えた独特のカクテルで、ブラジルでは国民的な飲物になっています。カイピリーニャはアルコール度数が40度を軽く超える非常に強いお酒です(ビールのアルコール度数は5~6度程度で日本とほぼ同じです)。

女性の社会進出で「ビール党」急増

 強いお酒を好む人はカイピリーニャ、強いお酒を好まない人はビールを飲むというように、ブラジルのアルコール飲料の市場は二分されています。それが、最近ではビールのシェアがじわじわと上がってきていると言われています。

 ブラジルでは、ここ数年の間に、女性のビール消費量が大きく増えてきたと言われ、これがブラジルのビール市場の拡大につながっていると考えられます。

 高学歴化などによって女性の社会進出が進み、女性の所得水準が上がっていく中で、会社帰りに同僚とアルコール度数の低いビールを飲むという習慣が、キャリアウーマンの間で定着しつつあるのです。

 ブラジル地理統計院の調査によると、93年から2003年までの10年間で新規に雇用された労働者のうち54.3%が女性によって占められました。男性よりも女性の方で新規雇用が多くなっているのです。女性のビール消費が増えていることを反映して、最近では、苦味のないライトビールが人気となっているようです。

 1人当たりのビール消費量が所得水準に比例して増えていくものと仮定したうえ、人口要因などを加味してブラジルのビール市場の将来予測を行うと、2005年の年間868万キロリットルから2010年には同986万キロリットルに、2015年には同1109万キロリットルに、そして2020年には、なんと同1238万キロリットルまで拡大する見込みです(グラフ)。

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