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一流新聞記者の年収が高い理由

2006年6月16日(金)

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 海外を拠点とするある中国語サイトに、中国大都市の新聞記者達の月収レベルを暴露した記事が2006年4月4日付で掲載された。これには北京、上海、広東省の広州及び深センを本拠地とする有名新聞社の記者達の月収レベルが示されている。記事によれば、上海の「新民晩報」の編集長の月収が13000元(約20万円)以上、深センの「深セン特区報」の記者の平均月収は8500元(約12万8000円)だそうで、中国の各大都市メディアの編集者や記者は、その収入の大きさから中国の標準的な中産階級に属していると述べている。

記者は中産階級か

 公表された新聞記者の月収を都市別に例を挙げると次の通りである:

<北京> 北京青年報 6800元、北京晩報 7300元、新京報 5200元
<上海> 文匯報 9500元、新民報 8900元、新聞系列報 5600元
<広州> 広州日報7600元、南方都市報 6500元、新快報 3600元
<深セン> 深セン特区報 8500元、深セン商報 8000元、深セン晩報 7500元

 2003年を例に取ると、全国の公務員の平均年収は15487元であり、これを月収に直すと1291元となるし、国家統計局の発表している2004年の全国都市部労働者の平均年収は16024元で、月収にすると1335元となるので、確かに新聞記者は一般大衆より遥かに高給取りである。

 中国の新聞出版総署の統計によれば、2005年7月時点で、発行されている新聞は1926種類、その中の日刊紙は955種類で、全世界の日刊紙の14.5%を占め、日刊紙の平均発行部数は1日9860万部であり、日刊紙発行規模は5年連続で世界一だという。新聞業界には約70万人が従事しているとのことなので、上記の有名新聞社は中国新聞業界の一流どころと言えることから、その所得も新聞業界では上位クラスにあるものと考えるべきだろう。

 さて、河南省の地方紙「河南商報」は、2005年9月に河南省政府から9月17日から10月16日まで1カ月間の新聞発行停止処分を受けた。この理由は「不実報道を行った」というものであったが、事の真相は次の通りである。

「世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」」のバックナンバー

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「一流新聞記者の年収が高い理由」の著者

北村 豊

北村 豊(きたむら・ゆたか)

中国鑑測家

住友商事入社後アブダビ、ドバイ、北京、広州の駐在を経て、住友商事総合研究所で中国専任シニアアナリストとして活躍。2012年に住友商事を退職後、2013年からフリーランサーの中国研究者として中国鑑測家を名乗る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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