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サウジの株式バブルは日本のバブルと何が違うのか

  • 田中 保春

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2006年7月19日(水)

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 サウジアラビアの全上場株株価指数(TASI)は、今年3月25日に史上最高値の20,966.58ポイントを付けた後急落、5月23日に9,811.36ポイントまで下落しました。 なんと3か月間に、50%以上もの下落幅を経験したことになります。特に今年2月に入り、株式投資の経験がない大勢の個人投資家が銀行からの借り入れにより一部の投機株に走ったために、大きな損失を被ったわけです。そうした状況下、個人株主から政府への苦情が殺到し、サウジでは日本の国会にあたる諮問評議会が5月に株価テコ入れのための対策を政府に要求しました。 

割高、踊る個人投資家・・・複合要因で起こったサウジの株価急落

 今回の株価急落の背景としては、次のことが指摘できます。

(1)企業の利益成長を上回るピッチで株価が上昇し、時価総額の大きいSABIC、銀行株、サウジテレコムの株価はPER(株価収益率)が40倍を軽く超え、明らかに割高であった。
(2)今年2月に入り、優良株の上昇ピッチが止まった後、業績の裏づけのない一部の株が投機的に上がり、PERも80倍とか100倍といった銘柄が増えた。これには一部の投機筋の介入があり、経験のない大勢の素人個人投資家が踊らされたが、「株は買えば必ずもうかる」と信じていた個人が株価下落にパニックになり売り急ぐ結果を生んだ。
(3)株式投機が続くことを懸念した当局が銀行の個人向け与信規制などを実施したが、これが投機筋からの反発を生み、大量の売りが短期間に出た。
(4)株価急落局面において、当局は具体性のある株価テコ入れ政策が迅速に打ち出せず、市場への信頼回復が遅れた。
(5)売りが売りを呼ぶ悪循環が続く中で、イラン核問題などの問題が発生し市場に不安感を与えた。

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