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絶好調!ブラジルの個人消費
家電に続く注目商品は「エタノール車」

  • 門倉 貴史

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2006年7月24日(月)

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 ドイツで開催されたサッカーワールドカップでは、残念ながらブラジル代表チームがフランスに敗北し、ベスト4入りを逃してしまいましたが、ブラジル国内ではワールドカップの経済効果が表れています。

 例えば家電製品の販売額は、液晶テレビ・プラズマテレビを中心にワールドカップ開催直前に大きく伸びました。売れ行きは予想以上に好調だったようです。

W杯効果に続き、金融緩和効果で拡大

 2006年の個人消費は、ワールドカップの効果だけでなく、金融緩和の効果によっても拡大することが期待されています。後で述べますが、ブラジルは、ほかの国々のように原油高によるインフレの加速を心配しなくてもよい理由があるので、金融緩和ができるのです。

 近年のブラジル経済は、「景気がよくなる→物価が上昇する→引き締めのための利上げを実施する→景気が失速する」というパターンの繰り返しで、景気が回復しても長続きしませんでした。BRICsの4カ国の中で、過去の平均成長率が最も低いのがブラジルです。

 2005年についても、インフレを抑制するために中央銀行が金融引締めを実施したことからブラジル経済は低迷を余儀なくされ、実質経済成長率は前年比2.3%増と、低い伸びにとどまりました。

 ただ、これまでの予防的な利上げが奏功して、インフレは足元で落ち着きを取り戻しつつあります。物価の安定を受けて、中央銀行は2005年9月から金融緩和を実施するようになりました。2006年5月末の金融政策決定会議においても0.5%の利下げが行われ、政策金利(Selic)は15.25%となりました。

 世界的にインフレを懸念した金利の引き上げが相次ぐ中で、ブラジルはそれと逆行するように利下げを繰り返しています。15.25%という金利は世界的にみれば非常に高い水準ですが、これまでのブラジルの歴史の中では、かなり低い水準といえます。ブラジルは、何度かハイパーインフレーションに見舞われているので、金利がこれだけ高くなっているのです。

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