• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

米露のパワーバランスに表れた大きな変化(下)

  • 畔蒜 泰助

バックナンバー

2006年8月3日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 「ロシアにはロシア型の民主主義があり、それは、米国の民主主義と同様であるわけがない。私はこのことを完全に理解している」

 これは、7月15日、主要8カ国首脳会議(G8サミット)本会議直前に行われた米露首脳会談後の共同記者会見で、ブッシュ大統領が発言したことの一部である。

 去る5月、米チェイニー副大統領による激しいプーチン・ロシア批判の演説とは明らかに一線を画するこの発言からは、ブッシュ政権内部の対ロシア政策を巡る暗闘が垣間見える。解説しよう。

ネオコンとポーランドは反ロシアで一致

 筆者は本連載「ロシアとドイツで超大国・米国を挟み撃ち(下)」の中で、ポーランドのシコルスキー国防相のネオコン人脈に言及しつつ、チェイニー演説並びにシコルスキー発言の背景に「米ブッシュ政権、ネオコン派の描く対ユーラシア地政戦略と、独露がエネルギー資源を軸に進める戦略的提携路線の対立がある」と述べた。要するに、米国のネオコン派とポーランドは、反ロシアで利害が一致している、ということだ。

 ところで、ブッシュ大統領が「ロシアの民主主義と米国の民主主義は違うのが当然だ」との発言をしたのは、これが初めてではない。昨年10月12日、ブッシュ大統領は、ポーランド大統領との共同記者会見の場で次のように発言している。

 「私はプーチン大統領と個人的に会談する時には常に、彼に民主主義に対する私自身の深い信念を伝えています。(中略)その上で、私は、ロシアの民主主義が米国のそれと異なることを認めます。我々は、すべての国々が我々と同じようになることを期待してはいません」
 
 これには続きがある。
 その2日後の10月14日、このブッシュ発言を受ける形で、米国家安全保障会議(NSC)のトーマス・グラハム(Thomas Graham)ロシア局長が、米ネオコン派の牙城とも言うべき保守系シンクタンクAEI(American Enterprise Institute)主催のカンファレンスで、このブッシュ発言をさらに発展させた演説をしているのだ。

コメント0

「世界鑑測  畔蒜泰助の「ロシア・リポート」」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

人々が働きたいという会社になるには 「働きやすさ」と「働きがい」、この2つが必要だ。

川野 幸夫 ヤオコー会長