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東北三省の発展を阻害する4つのキーワード

「痰」「手鼻」「腹出し」「坊主頭」

2006年8月18日(金)

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 筆者は6月末から7月初旬にかけて中国の東北三省(遼寧省、吉林省、黒龍江省) へ出張して市場調査を行ってきた。東北三省は、2003年3月に開催された第10期全国人民代表大会第1回会議で胡錦濤氏が国家主席に就任した後に提唱した「東北地区等旧工業基地振興」(以下「東北振興」)の対象地である。

 ただし、今年3月の第10期全人代第4回会議で、新たな事業計画「中部勃興」(中部地方にある山西、河南、安徽、湖南、湖北、江西の6省の勃興)が提唱されたことから、中国政府が「東北」と「中部」の二兎を追うことができるかが焦点となっている。今回はその点について、東北三省調査を通じて筆者が感じたことを述べてみたい。

東北三省では、鼻水にご注意を

 遼寧省の省都「瀋陽市」(中国語は「沈陽市」)は東北三省の中心都市である。その瀋陽の繁華街を歩いていると、ある商店から商店主らしき人物が歩道に顔を覗かせた。と思ったのも束の間、彼は突然右手の親指を右鼻翼に押し当て、勢い良く「シュー」という音と共に鼻水を歩道にまき散らした。

 歩道を歩いていた3人連れの若い女性が「ヒヤー」という声を上げて、飛び来た鼻水を見事かわしたので事なきを得たが、筆者ならば(すぐ後ろを歩いていたが)まともに鼻水を浴びていたかもしれない。これは「手鼻をかむ」という特殊技術で、練習しないと出来ない芸当。かつては日本でも行われていたし、中国でも十数年前なら都市でも時々目にすることはあった。

 吉林省東部にある延辺朝鮮族自治州の中心都市は延吉市である。延吉市の繁華街の大通りに面して建つ大型ショッピングモール「新世紀購物広場」は閉店時間が迫っていたが、筆者は各階の売り場を巡りながら、最上階の6階にある食堂に向かうエスカレーターに乗っていた。エスカレーター上の筆者の目線が6階のフロアーよりも上になった時、食堂の椅子の間をこちらに歩いてくる黒ズボンの若い男性が見えた。

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「東北三省の発展を阻害する4つのキーワード」の著者

北村 豊

北村 豊(きたむら・ゆたか)

中国鑑測家

住友商事入社後アブダビ、ドバイ、北京、広州の駐在を経て、住友商事総合研究所で中国専任シニアアナリストとして活躍。2012年に住友商事を退職後、2013年からフリーランサーの中国研究者として中国鑑測家を名乗る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師