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世界のカツラ工場として台頭する中国

  • 門倉 貴史

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2006年9月4日(月)

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 「世界の工場」という異名をゆるぎないものとした中国は、近年、「世界のヅラ工場」としても台頭してきました。

 かつて、米国、欧州、日本など世界の主要なカツラメーカーは、韓国や台湾などにカツラの生産を委託していましたが、次第に人件費の安い中国に生産拠点をシフトさせていきました。現在では、世界のカツラの7割以上が中国で生産され、世界各国に輸出されています。日本は、一般のオーダー・メイドのカツラのほか、医療用のカツラ、理髪師の試験用のカツラも中国から大量に調達しています。

 カツラには、天然毛と人工毛の2種類がありますが、中国で生産しているのは、主に天然毛のカツラです。人工毛のカツラは天然毛に比べると割安ですが、質感や触感などの面で見劣りするため、国際的には、少々値は張っても天然毛で作ったカツラのほうが、人気が高いようです。ただし、最近では、技術進歩によって人工毛のカツラの質感・触感もかなりよくなっています。人工毛と天然毛を融合した新型のカツラも開発されています。

1キログラムあたり約7000~1万円

 カツラをつくるための人毛は、中国各地の農村部から集められます。髪を傷めるパーマなどをしていない中国の農村部の人たちの髪質は、非常に良質といわれています。沿岸部の北京や上海などでは、パーマをする習慣が広がってきたため、カツラに使えるような髪質の良い人は減っているようです。

 貧しい農村部では、女性が髪を長く伸ばし、それを切ってカツラ工場に売り、家計の足しにしているのです。髪の毛を買うブローカーが中国の農村部を定期的に回っているので、髪を売りたい女性は、みなブローカーが来るまでに髪を長く伸ばしておきます。30センチの長さであれば、1キロあたり約7700円、60センチになると1キロあたり約1万1000円の高値で取引されます。

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