• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

世界のバランスが変わった

動けぬ米国 勢力拡大の中露 巻きこまれる日本 

2006年9月13日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 世界を震撼させた911米同時多発テロが発生してからはや5年。あれから国際安全保障環境はどのように変わったのか。

1.イラクに縛られ続ける米国

 世界の安全保障情勢は、良くも悪くも超大国である米国が今後どのような動きを見せるかに大きく左右される。今後4~5年の間に、米国がイラクから完全に撤退できる見込みは極めて低い。米国は「イラク新政府が自らの力で国の治安維持を全うできるようになる」まで同国への駐留を続ける方針を明らかにしている。

 しかし、イラクではスンニ派とシーア派の宗派対立が激化し、自爆テロ、爆弾テロなどによる被害は拡大傾向を見せており、多数派であるシーア派の民兵組織による暴力も益々エスカレートしており、スンニ派が米軍駐留の延長を求めるほど深刻になっている。

 しかもシーア派を後押しする隣国イランの影響力がさらに拡大している中で、イラクの治安情勢はイランの核開発問題を巡る米・イランの対立とも連動し、益々複雑になっている。もし2008年の米大統領選挙でイラクからの米軍撤退を求める候補者が勝利したとしても、完全撤退までにはまだしばらく時間を要することになるだろう。

 つまり米国は当分の間、イラクに相当数の米兵を駐留させるというハンディキャップを背負ったまま外交・安全保障政策を進めざるを得ない。

「世界鑑測 菅原出の「安全保障・インサイド」」のバックナンバー

一覧

「世界のバランスが変わった」の著者

菅原 出

菅原 出(すがわら・いずる)

ジャーナリスト/国際政治アナリスト

アムステルダム大学政治社会学部国際関係学科卒。在蘭日系企業勤務、ジャーナリスト、東京財団リサーチフェロー、英国危機管理会社役員などを経て、現在、国際政治アナリスト

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本の経営者は、経験を積んだ事業なら 失敗しないと思い込む傾向がある。

三品 和広 神戸大学教授