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さようなら「ニーハオ トイレ」
北京オリンピックを控え、近代的になってきた

トイレを見れば、国力、生活の豊かさが見えてくる

  • 門倉 貴史

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2006年10月2日(月)

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 身分に関係なく、また国籍も関係なく、さらに男女も時代も問わず、人間なら誰でも必要とするものはなんでしょうか?
 答えは・・・そう、トイレです。

 そこで、今回は中国の最新トイレ事情について見ていきたいと思います。

「ニーハオトイレ」が減り 個室

 まずは、公衆トイレ。一昔前に中国を訪れた人は、観光地の劣悪なトイレ環境に辟易した覚えがあるのではないでしょうか。昔の中国の公衆トイレは、国民や外国人から「ニーハオトイレ」と揶揄されていました。個室の区切りがいっさいなく、外から用を足しているところが丸見えだったからです。男女の区別がないトイレもたくさんありました。トイレといっても、そこには、ただ長い溝があるだけで、みんなが溝に並んで用を足すようなスタイルだったのです。

 しかし、最近では、政策当局者の間で「トイレ事情は国の豊かさや生活レベルを反映する重要なバロメーターである」との意識が強まり、中国政府が公衆トイレ環境の整備に本腰を入れるようになりました。たくさんの財政資金が投入され、公衆トイレの近代化が進められています。

 特に、2008年のオリンピック開催地である北京市では、各種の都市環境を整備する中で、公衆トイレの新築と改築も積極的に進めています。北京市は、既に2001年から、新築・改築する観光地のトイレを星の数で4段階にランク付けして、相次いで近代的な公衆トイレをつくってきました。数はまだ少ないのですが、最高級の4つ星トイレの場合、個室が広くなっているうえに、壁に絵が掛けられていたり、椅子のついた休憩室があったりと、かなりの贅沢なつくりになっているようです。

北京の世界トイレサミット

 2004年11月には、北京市で「第4回世界トイレサミット」が開催されました。サミットには、中国、日本、米国、ロシア、英国など15カ国の代表者が出席し、トイレ問題について様々な角度から話し合いが行われました。このサミットをきっかけにして、中国では、より快適なトイレ環境を整えようという意識が強まっています。

 北京市は、2005年からの3年間で合計750カ所に近代的なトイレを設置する予定です。トイレ整備のために、年間600万ドル以上の財政資金が投入されます。

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