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中国の「割りばし」値上げで
「マイはし」ブーム到来

  • 門倉 貴史

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2006年11月13日(月)

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 中国財政部は、国内の資源・エネルギーを保護することを目的として、2006年11月1日から、原油や石炭、コークスなど110の品目について輸出関税をかけることを決定しました。一方、資源・エネルギーを輸入する際の輸入関税については、逆に引き下げることを決定しました。
 
 これは、中国から輸出する際の価格を引き上げることで資源・エネルギーの輸出量削減を図るとともに、中国に輸入する際の価格を引き下げることで資源・エネルギーの輸入量促進を狙った措置です。

 江沢民時代の中国は、開発優先でひたすら高い経済成長を目標としてきましたが、胡錦濤国家主席のもと、2006年からスタートした新しい「第11次5カ年計画」では、高い経済成長よりも環境への配慮、資源利用効率の向上を重視する方針を打ち出しており、今回の関税率の変更はそうした中長期計画の流れに沿った政策と言えます。

「割りばしの材料」にも輸出関税

 ところで、輸出関税がかけられる110品目の中には、日本人に昔から馴染みの深い割りばしも含まれています。今回の措置で、中国から割りばしなどの木材製品を輸出する際には、一律10%の関税がかけられることになっています。

 日本は昔から大量の使い捨て割りばしを消費してきました。林野庁のデータによると、日本で消費する割りばしは年間約258億膳です(2005年)。そのうち、輸入する割りばしは約254億膳にも上り、消費する割りばしのほとんどを輸入に頼っている状況です。さらに、輸入する割りばしの99%以上を中国一国に依存しています。

 つまり、現在、日本で使われている割りばしのほとんどは中国で作られたものなのです。そして、中国からの割りばしの輸入数量の推移を見ると、年々増加傾向にあることが分かります(図表)。直近の2005年度は前年比5.1%増の507.7万ケース、はしの数に換算すると253.7億膳が輸入されています。

図表

 実は、割りばしの輸入価格は、既に2005年12月から引き上げられていました。中国の割りばし輸出団体が30%の値上げを日本側に通知・実施したためです。

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