• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

日本食レストランは経済指標?

BRICsが揃って日本食ブーム

  • 門倉 貴史

バックナンバー

2007年2月5日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 寿司、天ぷら、すき焼き、牛丼、うどん、懐石料理などなど・・・。

 現在、世界的に日本食の人気が高まりつつありますが、有力新興国BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)においても、富裕層やニューリッチ層を中心に同様の傾向が見られます。

図表 海外における日本食レストランの数 (出所)農林水産省資料より作成

図表 海外における日本食レストランの数
(出所)農林水産省資料より作成

 BRICs4カ国の中でも、特に日本食人気が高いのがロシアです。首都モスクワなどの大都市部では寿司屋をはじめたくさんの日本食レストランが立ち並ぶようになりました。日本の農林水産省の推計によると、ロシアにおける日本食レストランの数は現在約500店に上るということです(図表)。

 ロシアで日本食がブームとなっている背景には、急速な経済発展に伴い国民の生活水準が向上してきたことがあります。1人当たりの国民所得は、ソ連崩壊直後の1992年の段階ではわずか576ドルにすぎませんでしたが、直近の2005年は5349ドルと9.3倍の規模に拡大しました。また、国民の健康志向が強まる中、カロリーが高く肥満になりやすい洋食よりも、ヘルシーな和食への関心が強まっているという事情もあります。

 さらに、供給側の要因も見逃せません。それまでは、ロシアの庶民にとって日本食レストランは値段が高く、一部の富裕層しか楽しむことができないメニューでした。しかし各レストランが経営努力によって品質を落とすことなく、中産階級が日本食を楽しめるぐらいの水準まで値段を下げてきたため、これが需要層の裾野の拡大につながっています。

 日本食に対する需要の拡大を受けて、調味料メーカーなどもロシア市場の開拓に力を入れています。例えば、キッコーマンは、ロシアや東欧における醤油販売を強化する方針です。ロシアでは、調味料としての醤油の認知度がまだ低いため、今後日本食ブームの広がりとともに醤油の市場も急拡大していく可能性が大きいと言えます。また、日本食に合わせてロシア向けに、日本酒を輸出する動きも出てきています。

コメント7

「門倉 貴史の「BRICsの素顔」」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック