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“ポストBRICs” インドネシアの能力とアキレス腱

2007年の成長率は前年を越え6.2%増と予測

  • 門倉 貴史

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2007年3月12日(月)

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 ポストBRICsの有力グループ「VSITA」(ベトナム、南アフリカ、インドネシア、トルコ、アルゼンチン)の一角を占めるインドネシアの経済が好調に推移しています。2006年7~9月期の実質GDP成長率は、前年比5.5%増を記録しました。

潜在的な成長率が高い国

 一般にはあまり知られていませんが、インドネシアについては、すでに1995年の段階で、経済協力開発機構(OECD)がBRICsと同列で将来の経済大国になることを予測していました。97年7月の通貨危機の発生によって、インドネシア経済はBRICsの後塵を拝することになってしまいましたが、潜在的な成長力は非常に大きい国といえます。

 まず、インドネシアの人口規模についてみると、2005年は2億2278.1万人となっています。日本の総人口の約2倍に達し、中国、インド、米国に次いで世界第4位の規模を誇ります。世界最大のイスラム教徒を抱えるインドネシアは、宗教上の理由もあって産児制限をしていません。このため、中長期的にも人口の大幅な増加が見込まれ、2050年には2億8464万人と2005年対比で1.3倍の規模まで膨れ上がるとみられます。

 こうした人口の増加は、将来労働力が潤沢に供給されることを意味しており、インドネシアのマクロ経済が軌道に乗ったとき、経済成長にとってプラスの要因として働くことになります。

 余談になりますが、イスラム教徒の多いインドネシアでは、性表現を巡って様々な問題も起きています。例えば、2006年4月に米男性月刊誌「プレイボーイ」のインドネシア語版が創刊されたのですが、これが大騒動となりました。イスラム強硬派の団体が猛烈な抗議を展開したためです。内容は、女性のヌード写真のない穏健なものでしたが、それでも性風俗に厳格なイスラム強硬派には許容されませんでした。1部約500円で10万部が発売されましたが、出版社が襲撃されるなど反対派による激しい抗議を受けて、5月の「プレイボーイ」は休刊に追い込まれてしまいました。

 編集部は、急遽、イスラム教徒の集中するジャカルタからヒンズー教徒の多いバリ島に拠点を移し、そこで6月に第2号を発行することになりました。反対運動に恐れをなした広告主が広告を控えるようになったため、第2号は白紙のページも目立ったということです。

外資誘致に積極的に

 また、インドネシアは国土面積が広く(日本の5倍以上)、立地条件が良好なことから、原油やガス、天然ゴムといった各種の天然資源が豊富に眠っています。

 さらに、外資の導入にも意欲的です。通貨危機発生後、政治・経済の混乱により日本を含めて外国企業の多くはインドネシアからの撤退を余儀なくされました。通貨危機から立ち直り、マクロ経済が通貨危機前の水準に回復した後も、直接投資の流入額は低迷したままでした。

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