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世界市場混乱で米国株は浮上

ファンドと個人が相場を支える

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2007年3月20日(火)

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中国株下落に端を発し、日経平均も急落、世界の投資家の不安は高まる。だが、よく見ると米国株の持ち直しは早く、上昇潜在力もある。相次ぐ買収、個人投資家のカネ、割安な米国株と回復材料は揃った?

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 トーマス・フリードマン氏の言葉を借りれば、2月下旬、世界はこれ以上ないほどフラット(平ら)に見えた。2月27日の中国株急落はほぼ全世界で株安を引き起こした。7カ月続く安定的な株価上昇で恍惚感に浸っていた投資家は、ベストセラー本で頭を殴られ、株にはリスクがあり、新興市場はもっと危険だということを思い出させられた。

 後から振り返ると、誰も驚くはずはなかった。中国株は昨年から130%も高騰し、急落前の1週間はにわかデイトレーダーが噂だけで聞いたこともない銘柄を買う中、株価が13%急騰していた。よその株式市場もこの半年間、急上昇し、2000年以降、他国の市場に後れを取ってきた米国株も安定的に上昇した。何かが起きないわけがなかった。

 問題は次に何が起きるかだ。2月末の揺れは長期的な調整の始まりなのかもしれない。米国経済は突如、弱さを見せている。住宅ローン市場の問題がほかへ飛び火する懸念が高まり、企業収益の伸びは急減速している。間違いなく懸念すべき兆候である。

LBO、自社株買いが下支え

 だが2月27日の一件は、地震というより身震い程度のものだったということになる可能性は高い。注目すべきは2月28日に米国株が持ち直したことだ。その背景には、かつての弱気相場にはなかった相場下支え要因がある。

 直近の弱気相場は上昇相場が何年も続いた後に訪れた。対して今の株価はやっと2000年の水準に戻しつつあるところだ。現金のまま眠っているカネは歴史的な水準に上り、個人投資家はまだ株式市場に戻ってきていない。

 さらに今、プライベートエクイティ(非上場株)投資会社が大きな要素となっている。買収ファンドは過去2年で数十億ドルの資金を調達。買収の嵐は資産価格を押し上げ、投資家が買える株を減らしている。

 そしてアクティビスト的なヘッジファンドが企業に自社株買いを迫り、市場で流通している株式の減少に拍車をかけている。株の“在庫”が減り、巨額のキャッシュが眠る今、市場の足元にはしっかりした床があるようだ。

 1つ確かなのは、ボラティリティー(振れ)が戻ってきたということである。今後数週間から数カ月、米国内外で強気派と弱気派がせめぎ合う。それは少なくとも相対的には、米国株にとって朗報だ。

 ファンドマネジャーやトレーダーがリスクを取る意欲を失う中、米国株は他国の株式より魅力的に見えてくる。実際、よその市場が危険であればあるほど、米国は安全に見える。つまり、世界は急速にフラットに見えなくなるということだ。

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