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金融引き締めでも
北京オリンピック関連投資は拡大

  • 門倉 貴史

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2007年3月26日(月)

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 2007年1~2月期の都市部の固定資産投資額が前年比23.4%増となるなど、中国では投資の高い伸びが続いています(図表)。

図表 中国の固定資産投資の伸び

図表 中国の固定資産投資の伸び
(出所)中国国家統計局資料より作成

 そうした中、中国政府は過熱気味となっている投資を抑制するために、金融引き締め政策を強化しています。

 中国人民銀行(中央銀行)は、2007年に入って預金準備率(金融機関が中央銀行に預けなければならない預金の割合)を2回引き上げたほか、2007年3月17日には1年物貸出基準金利を0.27%引き上げると発表しました。2006年8月以来7カ月ぶりの利上げで、これにより1年物貸出基準金利の水準は6.39%となりました。

 金融引き締め政策の影響などによって、中国国内の投資が急減速するのではないかとの懸念も浮上しており、上海証券取引所など中国国内の株式市場は足元で大幅調整しています。しかし、筆者は2007年に中国の投資が大きく調整する可能性は低いと見ています。

 その理由は、金融引き締め政策の影響を受けづらいオリンピック関連の投資の拡大が期待できるためです。

 2008年の夏に中国では北京オリンピックが開催されるのですが、それに関連した道路、空港、港湾などのインフラ投資はまだ終わっていません。むしろ、これから本格化すると見られます。

 将来の需要の増加などを当てにした企業の投資は、金融引き締めの影響を受けてスローダウンしますが、オリンピック関連の投資は、今どうしてもやっておかなくてはならない投資なので、金融引き締めを強化したからといって、すぐに投資が手控えられるということにはなりません。

 では、オリンピック関連の投資によって中国の経済はどれぐらい押し上げられるのでしょうか?

 過去、オリンピックを開催した国は例外なくその前後に景気の拡大や、株価・通貨の上昇を経験しており、オリンピック開催は当該国の経済にかなりのプラス効果をもたらすと考えられます。日本(1964年東京)や韓国(1988年ソウル)も、オリンピック開催直前の4年間に経済成長率が急速に高まり、日本の実質GDP(国内総生産)は年平均9.7%成長、韓国の実質GDPは同9.8%成長を記録しました。

コメント1件コメント/レビュー

銅やニッケルの価格上昇が北京オリンピックによるものだとは知りませんでした。中国の一般的な経済ブームによるものだとは思っていましたが。オリンピックの後は反動不況に見舞われることが多いと思いますが、最近の資源価格の高騰もオリンピックで終わりと捉えてよいのでしょうか。2010年上海万博などもありますが、ここらへんを確認させていただければと思います。(2007/03/26)

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銅やニッケルの価格上昇が北京オリンピックによるものだとは知りませんでした。中国の一般的な経済ブームによるものだとは思っていましたが。オリンピックの後は反動不況に見舞われることが多いと思いますが、最近の資源価格の高騰もオリンピックで終わりと捉えてよいのでしょうか。2010年上海万博などもありますが、ここらへんを確認させていただければと思います。(2007/03/26)

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