• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

モスキート(蚊)と戦うインド

  • 門倉 貴史

バックナンバー

2007年4月9日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 先進国ではマラリアは制圧されて過去の感染症になりましたが、発展途上国においては、なお主要な感染症の1つになっています。

 世界的に見ると、サハラ砂漠以南のアフリカ地域でマラリアの被害が深刻なものになっていますが、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の一角を占めるインドでも、マラリアが蔓延しています。

 マラリアとはいったいどんな病気なのでしょうか。

 マラリアは、ハマダラ蚊(蚊の一種)に刺されることによって、マラリア原虫が体内に侵入するとかかる病気です。マラリアにかかると、全身倦怠感や頭痛、食欲不振などの症状が表れて、熱も出ます。適切な治療を行わないと命にもかかわる危険な病気です。熱帯気候の地域ではマラリアの被害が甚大で、毎年多くの人がこの病気で尊い命を落とします。

 インドの場合、1年のうちでも特に9月から11月にかけての雨季に大量のハマダラ蚊が発生すると言われます。灌漑のための一連のダム建設で、各地に貯水池ができていることもハマダラ蚊の大量発生につながっていると考えられます。地域別に見ると、特にオリッサ州や西ベンガル州、マハラシュートラ州、アッサム州などでマラリアの被害が深刻になっています。

 世界銀行などは、これまでマラリア対策としてインドに多額の融資をしてきました。1998年5月にインドが地下核実験を強行した際には、一時的に開発援助が凍結されたのですが、マラリア対策などの人道支援については引き続き融資が行われました。

 世界銀行はインド政府が発表する数字をもとに、これまでのマラリア対策がかなりの効果を上げたと発表しています。

 しかし、インド政府が発表するマラリアの感染状況と、WHO(世界保健機関)が発表するマラリアの感染状況には、大きな隔たりがあります。例えば、インド政府が報告するマラリアの感染者数は、現在190万~250万人となっていますが、WHOの推定では約8000万人にも上ります。

コメント0

「門倉 貴史の「BRICsの素顔」」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

全体の2~3割の人でも理解し、動き出してくれれば、会社は急速に変わります。

中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長