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世界中で人手が足りない!

中国やインドの労働者は無尽蔵だったはずが…

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2007年4月17日(火)

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「安い人件費を求めて中国やインドへ進出」は、今や昔の話。 腕のいい技術者や営業マンは世界で引っ張りだこで、労働コストも上昇。 企業は人材を「探す」のではなく、自ら「育てる」ことが不可欠になっている。

 思わぬ国の雇用主が人材確保に汲々としている。ホーチミンの工場長らによれば、旧正月に実家に帰ったきり戻らない従業員が大勢いる。ブルガリアではコンピューター技師が引く手あまたで、米映画スタジオの求人広告に見向きもしない。米イリノイ州では、キャタピラーがサービス技師を大勢教育しようと腐心している。

世界が人材募集中

 いずれのケースも問題は1つ。指定の給料で仕事をする能力と意欲を持つ人が足りないのだ。

 シティグループなどが大規模な人員削減に踏み切っているにもかかわらず、世界的な人手不足はここ数カ月で悪化したようだ。実際、米国の失業率は依然低く、2月も4.5%にとどまっている。

 失業率が高い国の企業も人手不足に悩む。「これは米国だけの現象ではない」と人材派遣大手マンパワーCEO(最高経営責任者)のジェフリー・ジョレス氏は言う。同社が世界27カ国の3万7000社近い企業を対象に行った調査では、41%の企業が必要な人材を採用するのに苦労していることが分かった。

世界的好況で業務委託に限界

 なぜか。2004年以降、世界経済が年間5%の成長を続ける中、低賃金国への業務委託などの労働コスト抑制策が予想外の速さで効果を失いつつあるのだ。中国やインドの低賃金の労働者は無尽蔵かと思いきや、スキルを持った人材の需要が供給を上回り、人材プールは枯渇しつつある。

 「企業は人材について心配する必要がなくなると思っていたが、心配は尽きない」(ペンシルベニア大学ウォートン校のピーター・キャペリ教授)

 企業は様々な手を打っている。一部の企業は外部から高い人材を取らずに済むよう社内教育を強化。採用基準を落とす企業もあれば、ベラルーシやブルガリアの小都市など、他社が目をつけていない未開の地に事業を移管する企業もある。

 だが今のところ、供給不足のスキルを持った人は現状を謳歌している。エネルギー大手がしゃにむに人を採用しているコロラド州では石油エンジニアなら自分で条件を決められる。同州のメサ郡労働者センターのスー・タフィン氏によれば、スキルを持たない労働者さえ引っ張りだこだ。「親は子供に教育を続けさせようと必死だが、ガス田の魅力は大きい。何の訓練も受けずに油田に働きに出て、時給30ドル稼げるのだから」。

 農業の世界では昨年、不法移民の摘発を受けて農場労働者が枯渇し、畑の作物が腐るに任せられた。

 米国企業が最も採用に苦しむ職種が営業担当者だ。マンパワーによると、企業の問題は、複雑な製品を顧客に説明する技術的な知識とビジネス感覚を持った人材を見つけられないこと。米国の雇用主が次に求めているのは教師、機械工、技師だ。「一部の職種では需要があまりに大きく、平均以下の人材でも簡単に採用される」(シュアペイロールのマイケル・アルター社長)。

 無論、経済学に従えば、この世に人手不足というものは存在しない。労働者の視点に立てば、雇用主が報酬を増やしさえすれば、いわゆる人手不足の多くがすぐに解消される。

コメント5件コメント/レビュー

日本の企業は人手不足といいながら何故年齢で差別するのか不思議です。アメリカのように履歴書に年齢を書くのを禁止すべきだと思います。あと、単純労働のような仕事でも、ないと困るものがある。そういう仕事の時給をもっとあげるべきです。時給800円では一日8時間働いても暮らしていけない。そういった労働を軽視し差別するなら全部ロボットに置き換えればいいのだ。ロボットには無理だから人間に頼むのではないのか?人間を道具扱いしかしない経営者に未来はないと思う。(2007/04/18)

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日本の企業は人手不足といいながら何故年齢で差別するのか不思議です。アメリカのように履歴書に年齢を書くのを禁止すべきだと思います。あと、単純労働のような仕事でも、ないと困るものがある。そういう仕事の時給をもっとあげるべきです。時給800円では一日8時間働いても暮らしていけない。そういった労働を軽視し差別するなら全部ロボットに置き換えればいいのだ。ロボットには無理だから人間に頼むのではないのか?人間を道具扱いしかしない経営者に未来はないと思う。(2007/04/18)

転職しずらく、労働力の流動性がない日本では、熟練労働力不足解消とコスト削減を両立させるために、ますます長時間労働、賃金カットが推し進められると思います。死ぬまで働けというところでしょうか。(2007/04/18)

人手不足の時代が来るとは予測していたが、思ったより早く来つつあると言うことか。 しかし、実態は人手不足というよりミスマッチということではないか。それが世界的規模で起こると言うことなのだろうが、バランスが取れるようになるまで、どんな経済状態、社会状態を経験しなくてはいけないかと言うと全く想像がつかない。 個人(特に日本人)としては住みたい所に住んで、やりたい仕事をし、高給を貰いたいと言うことだが、企業はどんな形でそれに応え、自己の発展を続けられるか。 個人にしてもその様な企業で働くにはどんな能力・スキルを身に付けるか自覚・実行できるか。日本の現在の教育でその様な時代に、社会のニ-ズに応え、満足な生活のできる人間をチャンと育てられるか心配される。K.M.(2007/04/17)

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