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iPhoneを分解してみた!

米アップルの新型スマートフォンのコストは1台220ドル

2007年7月31日(火)

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Arik Hesseldahl (BusinessWeek.com記者)
米国時間2007年7月2日更新 「Taking the iPhone Apart

 米アップル(AAPL)が生み出した「iPhone(アイフォン)」──。過去10年ぐらいを振り返ってみても消費者をこれほどまでにわくわくさせるエレクトロニクス製品はなかった。当然のことながら、アップルはアイフォンの成功に多大な期待をかけているし、秘密のベールに包まれている部品供給会社も同じ思いだろう。

 実は、アップルは自社のサプライチェーンや製造協定について極秘扱いを貫いてきた。部品を供給している企業を公開することはほとんどない。例外的に明らかになっているのは、「マッキントッシュ」向けにマイクロプロセッサーを供給している米インテル(INTC)、グラフィックスチップを供給している米NVIDIA(NVDA)や米ATIテクノロジーズ(AMD)ぐらいだ。

 そこで、米テキサス州オースチンにあるポーテリジェントのような“解体屋”の出番となる。同社は、エレクトロニクス製品の部品供給会社を突き止めたり、製品のコスト分析を専門とする企業で、CEO(最高経営責任者)のデビッド・キャリー氏はアイフォンを購入した人のうちほとんど誰もやろうとしないことをやった。アイフォンの「分解」である。

粗利益率は6割以上、十分過ぎるマージンを確保

 ポーテリジェントの推定によると、アイフォン1台当たりの材料コストの合計は販売価格499ドルの4ギガバイト(ギガは10億)版で約200ドル、販売価格599ドルの8ギガバイト版で約220ドルだという。この推定金額には最終組み立てコストを含んでいないが、アイフォンの粗利益がどのぐらいなのかはある程度見えてくる。

 アップルには、「粗利益はほぼ50%前後」という過去の実績もある。「我々は、今年1月にアイフォンが正式発表される前に同製品のコストを推測してみたのだが、かなりいい読みだった」とキャリー氏は言う。(BusinessWeek.comの記事:2006年9月20日「The Skinny on Apple's New nanos」)。

 キャリー氏によると、アイフォンの最も高価な構成部品はタッチスクリーンである。アップルはこれをバルダというほとんど無名のドイツ企業に製造委託している(BusinessWeek.comの記事:2007年4月5日「Balda: The iPhone's German Accent」)。経験と勘を駆使して弾き出した推定コストは1ユニット当たり約60ドル。「このようなスクリーンはこれまで見たことがない」とキャリー氏は驚く。

 バルダがアイフォンのタッチスクリーンを製造しているという事実でさえ、実際には推測でしかない。キャリー氏は、スクリーンの製造元を特定できるような明らかな表示は見つからなかったと言う。ただし、アップルのスティーブ・ジョブズCEOが1月にアイフォンを発表した時から、バルダがスクリーンを担当していることは無線通信業界では“公然の秘密”なのだ。それでもアップルは、明らかにスクリーンの製造元を隠すための対策を講じているのだ。

多くの半導体メーカーから供給されるチップ群

 アイフォンに食い込んだ部品供給会社としては、主要マイクロプロセッサーを提供した韓国サムスン電子もある。チップにはアップルのロゴが印刷されているものの、製造番号はサムスンが販売しているものとほぼ一致する。サムスンは 音楽、動画、画像などのデータを保存するためのNAND型フラッシュメモリーも供給している。

 サムスン製マイクロプロセッサーのベースとなっているコア設計は英ARMホールディングズ(ARMHY)の所有だ。ARMもアイフォンの主要な技術供給会社の1社で、チップを販売する代わりにチップの頭脳に相当する「コア」部分の特許を提供している。ライセンスを供与されたメーカーは、そのコア設計を基に独自のチップを構築する。アイフォンには、ARMの技術を使ったチップが少なくとももう1つある。

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