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中国の都市で“気管支炎”が蔓延

-2020年に「小康社会」を実現するための秘訣とは-

2007年7月13日(金)

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 中国語の会話で「中国の都市には“気管支炎”の人が多い」と言うと、中国では環境公害が激しいので、大気汚染によって“気管支炎”の患者が多いのは別に驚くことではないと思われるかもしれない。実は、この“気管支炎”という言葉は中国語では「気管炎」(qi guan yan)と言うのだが、ほとんど同じ発音の言葉に「妻管厳」(qi guan yan)があり、その意味は“かかあ天下”或いは“恐妻家”である。

気管支炎自慢で盛り上がる

 従い、中国の宴会などでは、「自分は重症の“気管支炎”だ」と言うのに対して、「私の方がもっと激しい“気管支炎”だ」と言うといった掛け合い漫才のような会話が飛び交い、大いに盛り上げるのが常である。要するに、“恐妻家”の自慢比べがひとしきり座を賑わせ、お互いに「妻の尻の下に敷かれている」辛い身の上を嘆き合うのである。

 1949年10月1日に中国共産党による「中華人民共和国」が成立するまでの中国では、女性には「三従四徳」が求められていた。広辞苑によれば、「三従」とは“家にあっては父に従い、嫁しては夫に従い、夫の死後は子に従う”を指し、「四徳」とは婦人が修養・実行すべき“婦徳(貞淑で従順)、婦言(言葉遣い)、婦容(身だしなみ)、婦功(家事)”を指すとある。こうした女性に対する封建的な考え方を打破したのが、中国共産党による抑圧された人民の解放を目指した革命であった。

 しかし、女性に対する考え方がそう簡単に変わるはずはなく、女性の権利を守る法律が制定されるまでには、「中華人民共和国」成立から44年の歳月を必要とした。

 中国では1992年10月1日から「婦女権益保障法」が施行され、婦人の権利が法的に保障されることとなったが、その後婦女の権益保障を強化する修正が検討され、2005年12月1日から「婦女権益保障法」(2005修正)が施行された。2006年5月2日、江蘇省第10期人民代表大会常務委員会第23回会議は、上述の中央政府が修正した「婦女権益保障法」に沿った江蘇省としての実施細則の改正を行うと決定し、修正案を2006年中に策定することを決議した。

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「世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」」のバックナンバー

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「中国の都市で“気管支炎”が蔓延」の著者

北村 豊

北村 豊(きたむら・ゆたか)

中国鑑測家

住友商事入社後アブダビ、ドバイ、北京、広州の駐在を経て、住友商事総合研究所で中国専任シニアアナリストとして活躍。2012年に住友商事を退職後、2013年からフリーランサーの中国研究者として中国鑑測家を名乗る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員