• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

投資ファンドはホテルに夢中

米ブラックストーンがヒルトンを260億ドルで買収へ

2007年7月31日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

Ben Steverman(BusinessWeek.com 投資チャンネル記者)
米国時間2007年7月5日更新 「Private Equity: Hot for Hotels

 投資ファンドは“ホテル”に強い関心を寄せ、株式市場よりもはるかに高く評価している──。

 多くの投資家がそう感じたに違いない。米大手投資ファンドのブラックストーン・グループ(BX)が米大手ホテルチェーンのヒルトン・ホテルズ(HLT)に対して260億ドルで買収することを提案したからだ。ブラックストーンは米国時間7月3日午後、ヒルトン株式を前日終値に40%ものプレミアムを上乗せして1株当たり47.50ドルで買い付けると発表した。

株式市場と投資ファンドにある不動産への“評価格差”

 米サスケハナ・フィナンシャル・グループのアナリストであるロバート・ラフルール氏は6月28日に発表したリポートで、ホテル関連株に対する投資ファンドと株式市場の評価格差は長くは続かないだろうという見通しを示した。「ホテル株が高騰するか、投資ファンドがホテルをすべて買収するかのどちらかだ」と言う。

 米投資格付け機関スタンダード&プアーズ(S&P)によると、28日正午までにホテル、リゾートおよびクルージング関連の株価は8.8%上昇した。

 「株式市場に投資する一般投資家は、ホテル株は数年前に急激な伸びを見せた後、現在はほぼピークか、またはピークを過ぎた考えている」(ラフルール氏)。米国では2001年の同時多発テロ直後にホテルの新規着工がスローダウンし、最近になってようやく回復してきたところだ。

 一般投資家の慎重な姿勢とは逆に、多くの投資ファンドがホテル株に群がっている。投資ファンドは買収資金を調達するために多額の借り入れをする。ホテルのような不動産への投資を好むのは、物件自体が借り入れの担保になるので債務返済のための安定したキャッシュフローを見込めるからだ。これは投資ファンドだからできることで、上場企業がそんな巨額債務を抱え込むことは株主が許さない。

ホテルは今がお買い得

 投資ファンドにとっては、ホテルがほかの不動産に比べて過小評価されていることも都合がいい、とラフルール氏は見ている。

 ホテルの価値は上がっている。しかし、オフィスビルやショッピングモール、マンションといった不動産に比べて、ホテルはリスクの少ない“お買い得商品”と見られているというわけだ。ラフルール氏が言うように、確かにホテル以外の商業用不動産は超高値水準に上がっている。

 ブラックストーンも痛い目に遭っている。昨年末、高級オフィスビル管理運営会社の米エクイティ・オフィス・プロパティ・トラストの買収に合意したのだが、買収金額はなんと360億ドルにも上った。「あれに比べれば、ヒルトンなんて安い買い物だ」とラフルール氏は言う。

「Bloomberg Businessweek」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

夢の実現にあたっては強く「念ずる」。そうした心構えを支えにビジネスの世界の荒波を渡ってきました。

後藤 忠治 セントラルスポーツ会長